開発者の皆さん、こんにちは。

今日はAzure上でIRIS for Healthをデプロイし、FHIRリポジトリを構築する方法をご紹介したいと思います。

AzureのMarketPlaceで「InterSystems」をキーワードに検索していただくと、以下のように複数のInterSystems製品がヒットします。

今日はこの製品の中から、InterSystems IRIS for Health Community Editionを選択し、FHIRリポジトリを構築します。

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開発者の皆さん、こんにちは!

スタジオを利用されている方にはお馴染みのソースコードの「XMLファイルへのエクスポート/インポート機能」がVSCodeのObjectScriptエクステンションに追加されました! (ObjectScript 2.10.0以降に含まれています。こちらのリクエストが元となりました👉https://github.com/intersystems-community/vscode-objectscript/issues/1158 エクステンションの追加番号は#1171です)

今まで、過去エクスポートしたXMLファイルをVSCodeから参照するためには、管理ポータル(またはスタジオ)を利用してインポートする必要がありましたが、VSCodeの画面だけでできるようになりました!

💡注意1: InterSystems IRIS /InterSystems IRIS for Health 2023.2以降のバージョンに接続した状態でご利用いただける機能です。

💡注意2:この機能は管理ポータルやスタジオのインポート/エクスポートのVSCode版のような機能となるため、インポートしたソースコードはサーバ側にインポートされ、エクスポートはサーバ側コードを選択してXMLファイルにエクスポートする動作となります。XMLファイルインポート後、VSCodeのワークスペースでローカルファイル(*.cls や *.mac)として編集 したい場合は、 ObjectScriptエクステンションマークをクリックし、対象のコードを選択→エクスポート の手順でローカルにエクスポートする必要があります。

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InterSystems IRIS 2021.2 のバージョンより、Embedded Python を使用できるようになりました。
Embedded Python については、「Embedded Pythonを簡単にご紹介します」の記事をぜひご覧ください。

こちらでは、Embedded Python を使用して Excel のデータを IRIS グローバルに出力する方法をご紹介します。

最初に、irispip コマンドで必要なライブラリをインストールします。
今回は、pandas、xlrd、openpyxl の3つのライブラリをインストールします。

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IRISでPythonを扱う時に、既存の%DynamicObject型の値をそのまま利用したいと思うのですが、Embedded Pythonは自動で%DynamicObjectをdict型にはしてくれません。親和性はとてもあるのですが。。。

そこで、既存プログラムで生成した%DynamicObject型の値をPython側、特に外部のPythonファイル側でdict型を期待している関数に利用するにはどうすれば良いか。

少しスマートではありませんが、%DynamicObjectを一旦JSON文字列に置き換え、Embedded Python 内でJSON文字列からdict型に変換する方法しかないようです。
以下が、その手順です。

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以前、Azure用にOAouth2クライアントをセットアップする記事を書いた時に思ったのですが、各IdPはサンプルコードとしてPythonコードや専用のモジュールを提供しているので、それがそのまま使用できれば効率が良いのにな、と思いました。

IRISが埋め込みPython機能としてWSGIをサポートしたことにより、これが簡単に実現しそうなので、その方法をご紹介したいと思います。

導入方法

今回は、IdPとしてOKTAを使用してAuthorization Codeフローを行います。

OKTAでの設定内容

参考までに、今回使用した環境を後半に記載しています。

アプリケーションの起動

コンテナ化してありますので、コンテナのビルド環境をお持ちの方は、下記を実行してください。

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すべての永続クラス (%Persistent) およびシリアルクラス(%SerialObject) をコンパイルすると、ストレージ定義 が展開されます。
ストレージ定義には、オブジェクト保存と検索用のグローバル構造情報、ストレージインタフェースによって使用される追加のパラメータや、ストレージクラスを定義する一連のキーワードや値などが含まれます。

スタジオや ObjectScript コマンドを使用して永続クラスをエクスポートする場合、既定では以下のようなストレージ情報が付与された状態でエクスポートされます。

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開発者の皆さん、こんにちは!

このお知らせ📣では、第1回 InterSystems Japan 技術文書ライティングコンテスト の応募記事の探し方をご紹介します。

コンテストにご応募いただいた記事は、こちらのページ👉https://jp.community.intersystems.com/contests/1 からご覧いただけます。

または、コミュニティのページ上部にあるメニューからも同じページに移動できます。

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開発者の皆さん、こんにちは!

次のInterSystems プログラミングコンテストの内容についてご案内します📣

🏆 InterSystems Python コンテスト 🏆

期間: 2024年7月15日~2024年8月4日

賞金総額:$14,000

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IRISアップグレードやインストールがうまくいかない場合、初めに以下の4点をご確認ください。

  1. インストーラーに問題はないか?
  2. 対象バージョンの最新インストーラー(キット)を使用しているか?
  3. サポート対象プラットフォームへのインストールを行っているか?
  4. インストールディレクトリパスに日本語を含んでいないか?

★1について
インストーラーのダウンロードに問題があったなどで、インストーラー自体に問題があり、インストールできないというケースがあります。
その場合は、インストーラーのハッシュ値(md5 checksum)を比較してファイルの同一性を確認するか、再ダウンロードしてインストールをお試しください。

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これは、InterSystems FAQサイトの記事です。

CSPアプリケーションでは、リクエスト処理時間がサーバー応答タイムアウト値(CSPゲートウェイ管理ページで設定、既定値60 sec)を経過すると、CSPゲートウェイからクライアントブラウザにタイムアウトを通知し、処理を続けているデータプラットフォームサーバプロセスにエラーを発生させます。

エラーが発生している処理を確認して頂き、処理遅延の改善、例えばタイムアウトが発生しないように処理内容を見直して応答時間を短くすることや必要に応じてサーバ応答タイムアウト値を大きくすることで対処可能です。

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これは InterSystems FAQ サイトの記事です。

以下のような情報収集ツールがあります。

1) 性能評価の為のツール

GLOSTAT グローバルアクセスのカウンター情報
mgstat グローバルアクセスのカウンター情報を連続してファイルに記録する
JOBEXAM 問題のあるプロセスをモニターする
SystemCheck または Buttons

内部情報の収集

使用方法詳細は以下の記事もご参照ください。

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開発者のみなさん、こんにちは。

インターシステムズジャパンは、3/8(火)~ 3/9日(水)に、オンラインカンファレンス「InterSystems Japan Virtual Summit 2022」を開催致します。

"Innovation in Data - データによるデジタル変革の推進" をテーマに、DX推進に不可欠な健全なデータの提供とデータプラットフォームの最新情報をお届け致します。ご参加をお待ちしております!

⚡️ 現在、事前登録受付中 ⚡️

【InterSystems Japan Virtual Summit 2022 開催概要】

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需要はそんなに多くはないのですが、時折「Native SDK (Native API) for .NET の使い方」に関するご質問を受けることがありますので、簡単に試せるサンプルをご紹介します。

Native SDK (Native API) for .NET を使用すると、ObjectScript のクラスメソッドを、ネイティブの .NET メソッドを呼び出すのと同じように、.NET アプリケーションから簡単に呼び出すことができます。
また、グローバルへのアクセスも簡単に行えます。
こちらの記事では、VB.NET のサンプルコードをご紹介します。

以下の手順で実行していきます。

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以前公開している こちら の記事では、「OAuth 2.0 を利用して IRIS から Gmail を送信する」方法をご紹介しています。

本記事では、 %Net.POP3 クラスを使用してメールを受信するサンプルをご紹介します。

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こちらの内容は、今後のリリースにより変わる(不要になる)可能性があります。

バージョン2023.2以降で、IRISスタジオが非推奨となったこともあり、VSCode拡張機能を評価される方も今後増えるかと思います。

既存のCache'資産をお持ちで、ソース管理をソースコントロールフックで実施されている方などにおかれましては、その際にサーバサイド編集を選択される方もおられるかと思います。

VSCode拡張には、Cache'/IRISスタジオの「ファイルから検索」と同じ要領でサーチを行いたいというご要望に応えるための機能が備わっています。その導入方法が、VSCodeの未公開APIを使用している関係で、ひと手間かかるものとなっているため、解説します。

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バージョン 2023.3(InterSystems IRIS for Health)の新機能は、FHIR プロファイル基準の検証を実行する機能です。

(*)

この記事では、この機能の基本的な概要を説明します。

FHIR が重要な場合は、この新機能を絶対にお試しになることをお勧めします。このままお読みください。

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開発者の皆さん、こんにちは。
IRIS for Health 2021.1がリリースされてからしばらくたちますが、多くのユーザさんにFHIRリポジトリ機能をお使いいただいています。
今日はFHIRリポジトリのサーバ側の処理をカスタマイズする機能をご紹介したいと思います。

この記事で紹介している内容のFHIRリポジトリカスタマイズに関するドキュメントマニュアルはこちらになります。

この記事はIRIS for Health 2021.1 をベースに記載しています。バージョンによってはカスタマイズに必要なクラスが異なることがあります(例えば2020.1では後述のRepoManagerクラスはまだありません。)

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プロセスの単位の詳細情報(使用メモリサイズ、ユーザ名、実行ルーチンなど)は管理ポータルで確認できますが、それらをコマンドで取得する方法をご紹介します。

管理ポータル:
[システムオペレーション] > [プロセス] (プロセス毎の)詳細リンク

%SYS.ProcessQuery クラスを使用して、以下のように行います。

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お知らせ
· 2024年10月20日
ミートアップ2024 Tシャツ完成!

開発者の皆さん、こんにちは!

11月8日(金)は開発者コミュニティのミートアップ開催日です。申し込みはお済でしょうか??

昨年、大阪で初回ミートアップを開催した際、コミュニティメンバー同士での交流をとても楽しみにしてくださる方が多かった印象を受けました。

そこで、今年はメンバー同士の結束をより高められたら・・と思い、ミートアップ2024Tシャツを作成しました!

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これはInterSystems FAQ サイトの記事です。

DATE 型は InterSystems 製品のデータ型の %Date に、TIME 型は %Time に対応しています。

%Date は内部日付(特殊変数 $Horolog のカンマ区切り1番目)、%Time は内部時刻($Horolog のカンマ区切り2番目)を登録するタイプであるため、サーバ側ロジックでは表示モードを切り替えない限り、内部(論理)形式の値が使用されます。
サーバ側ロジックで内部日付・時刻の表示形式を変更する方法は、操作方法により異なります。

以降の実行例では、Sample.Person テーブルを使用して解説します。
(コマンド実行例は SELECT 文で記載していますが、更新文に対しても同様に記述できます。)

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これは InterSystems FAQ サイトの記事です。

タイムアウトを無効にするためには、DSNの設定でクエリタイムアウト無効に設定します。

Windowsコントロールパネル > [管理ツール] > [データソース(ODBC)] > [システムDSN]の構成


で クエリタイムアウト無効 にチェックを入れますと、タイムアウトは無効になります。

アプリケーション側で変更する場合は、ODBC APIレベルで設定することが可能です。


ODBCのSQLSetStmtAttr関数をコールする際に、SQL_ATTR_QUERY_TIMEOUT属性を設定してから、データソースに接続してください。

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これは InterSystems FAQ サイトの記事です。


^%GSIZE ユーティリティでは、グローバルのサイズを算出することができます。

このユーティリティで出力される各項目の意味について説明します。

例えば、USERネームスペースのグローバルについて do ^%GSIZE を実行し、以下のように出力結果を得られたとします。

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これは、InterSystems FAQサイトの記事です。

MM/DD/YY-hh:mm:ss:fff ( ) 0 [Utility.Event] Purging old application errors


こちらのメッセージは、エラーではなく、アプリケーションのエラーログを記録した古い ^ERRORSグローバルのパージ処理が実行された際に出力されるメッセージになります。ログを削除した旨のみを伝えるメッセージであり、出力されていても特に問題はありません。
また、このログは、^ERRORSグローバルのパージ処理がタスク実行される毎日01:00 に出力されます。

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Embedded Python で Excel のデータを IRIS グローバルに格納する方法 では Excel データを pandas.DataFrame に取り込んで、それを InterSystems IRIS グローバルに保存する方法をご紹介しました。

今回は「lxml を使用し Web スクレイピングした表(テーブル)のデータを InterSystems IRIS グローバルに格納する」方法をご紹介します。


※以下は Windows 上の IRIS でのインストール方法になります。
 UNIX ベースのシステムでは、pip3 コマンドを使用してインストールします。詳細は ドキュメント をご覧ください。

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IRISをアップグレードすると、SQLクエリオプティマイザの機能向上により、旧バージョンとは異なるクエリプランによるクエリ実行コード(クエリキャッシュ)が作成される場合があります。
ほとんどの場合はパフォーマンスが向上するのですが、稀にパフォーマンスが低下するケースもあります。

・アップグレードによりオプティマイザが改善しているとはいえ、中には遅くなるクエリがあるのではないか?
・予期しないSQLの問題が起きるのではないか?
・アップグレード後に全てのクエリパターンをテストするには時間と労力がかかりすぎる

このように、機能向上よりも安定性を優先して「今までのプランのまま実行したい」というご要望もあることでしょう。
こちらの記事では、そのようなお客様への解決策をご案内します。

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