この連載の第1回目の記事では、「大規模な」チャンクのデータをHTTP POSTメソッドのRaw本体から読み取って、それをクラスのストリームプロパティとしてデータベースに格納する方法について説明しました。 では、そのようなデータとメタデータをJSON形式で格納する方法について見てみましょう。

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開発者の皆さん
こんにちは。

Windows共有しているリモートサーバに出力されたファイルでデータ連携する際、セキュリティ上、資格情報が必要となるケースが良くあるかと思います。いままでCachéで連携していた時には%ZSTARTルーチンや常駐プロセスのルーチンにて「net useコマンド」を実行されていたかと思いますが、IRISではInteroperability機能が使用できますので、前回の記事で作成したビジネスサービスクラスを元に、資格情報を使ってWindows共有フォルダにアクセスできる機能を追加したいと思います。

仕組み

ビジネスサービスが起動、停止する際に呼び出されるOnInit()、OnTearDown()メソッドにnet useコマンドを埋め込み、指定されている資格情報を使ってnet useコマンドで共有フォルダへの接続、切断を行います。

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これは、InterSystems FAQサイトの記事です。

【 管理ポータルへのパスワード認証設定方法 】

管理ポータルの、
 [ホーム] > [システム管理] > [セキュリティ] > [アプリケーション] > [ウェブ・アプリケーション]
で /csp/sys、および、/csp/sys/ 以下の各アプリケーション(/csp/sys/expなど) の編集画面を開き、“許可された認証方法” の、"認証なし" のチェックを外し、“パスワード” のみチェックをして保存します。

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これは InterSystems FAQ サイトの記事です。

InterSystems Data Platformは、データベースキャッシュやルーチンキャッシュなどの共有メモリを、起動時に割り当てます。

バージョン2007.1以降をWindows上で動作させる際、Windows特有の共有メモリに関する問題が生じることが判明しています。

詳細については、以下の技術資料をご参照ください。

Windows上での共有メモリの割り当てについて

また、以下の記事もあわせてご覧ください。

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これは InterSystems FAQ サイトの記事です。


InterSystems製品のプロセスが消費するメモリ領域は以下の6つの領域になります。

プロセスのプライベートな領域

 1. プロセスパーティション(ローカル変数テーブル等、プロセスごとに使用するメモリ)
 2. 長い文字列(LongString)使用メモリ
 3. 文字列スタック...等

プロセス間共有領域

 4. データベースキャッシュ
 5. ルーチンキャッシュ
 6. 一般ヒープメモリ(プロセステーブル、ロックテーブル等)

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これは InterSystems FAQ サイトの記事です。
※記事後半に、「2>&1」で 標準エラー出力(2) を 標準出力(1) にリダイレクトする方法を追記しました。

$ZF(-100) では実行したコマンドの出力を取得することはできませんが、代わりにコマンド・パイプ デバイスを使用する方法があります。

詳細は、以下ドキュメントをご参照ください。

コマンド・パイプ デバイスを使用する方法について

こちらを %File クラスで使用した例が以下になります。

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これは InterSystems FAQ サイトの記事です。

Windows システムにインストールされた InterSystems 製品を削除するには、コントロールパネルにあるプログラムの追加と削除(Windows 10の場合は、Windows の設定からアプリを選択)を使用します。

システムに変更を加えますので、管理者権限を持ったユーザでログインして作業を行う必要があります。

1) 管理者(Administrator)でシステムにログインします。

2) システムトレイから、アンインストールを行う InterSystems 製品インスタンスのランチャーを終了します(ランチャークリック → 終了)。

3)コントロールパネルにある プログラムの追加と削除 (Windows 10の場合は、Windows の設定からアプリを選択)で

<InterSystems製品> instance [xxxx] ( xxxx にはインスタンス名が表示されています) を削除します。

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これは InterSystems FAQ サイトの記事です。


^%GSIZE ユーティリティでは、グローバルのサイズを算出することができます。

このユーティリティで出力される各項目の意味について説明します。

例えば、USERネームスペースのグローバルについて do ^%GSIZE を実行し、以下のように出力結果を得られたとします。

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これは、InterSystems FAQサイトの記事です。

Windowsのコマンドプロンプトからターミナルを起動するには以下の様な操作を行います。

実行イメージの場所に移動します。

cd c:\interssytems\IRIS\bin

以下のコマンドを実行します。
 ( インスタンス名のデフォルトは「IRIS」です。)

iristerm.exe /console=cn_ap:<インスタンス名>[]

コンソールターミナルは以下のように実行します。

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開発者の皆さん、こんにちは。
以前の記事でIRIS for Health上でFHIRリポジトリを構築し、OAuth2認証を構成する方法をご紹介しました。

この代行認証編では、IRIS for HealthのFHIRリポジトリに組み込まれた認証機能ではなく、IRISの代行認証機能+ZAUTHENTICATEルーチンを使用して認証を行う方法をご紹介します。

前回記事でご紹介したように、標準のFHIRリポジトリの認証機構では、アクセストークンの発行先を追加するためのAudienceの指定(aud=https://~) や、アクセストークンだけではなくベーシック認証の情報を送付するなどの対応が必要でした。

スクラッチでFHIRクライアントを開発するのではなく、既成の製品やアプリケーションからアクセスする場合、上記のような処理の実装ができないことがあるかもしれません。
そのような場合には、この代行認証+ZAUTHENTICATEルーチンを使用して、カスタマイズした認証の仕組みを構築することができます。

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現在では、基本的な REST API を Caché に実装する方法は一般的であり、これに関する優れたドキュメントが「REST in Caché」に掲載されています。

時々次のような疑問が投げ掛けられることがあります。

REST url のパラメータをオプションにするにはどうすればよいですか?

簡単に言えば、Caché では次のような URL をマッピングする URL マップを作成することができます。

http://server/API/object///old

この書き方は奇妙に見えるかもしれませんが、実際に有効な URL です。 詳細は、RFC3986 セクション 3.3 をご覧ください。

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これは InterSystems FAQ サイトの記事です。

ダイナミックオブジェクトから JSON 文字列を生成するときに使用する %ToJSON() の引数にストリームオブジェクトを指定することでエラーを回避できます。

コード例は以下の通りです。

USER>set temp=##class(%Stream.TmpCharacter).%New()

USER>set jsonobj={}

USER>set jsonobj.pro1=["a","b","c","d"]

USER>set jsonobj.pro2=["あ","い","う","え"]

USER>do jsonobj.%ToJSON(temp)

USER>write temp.Size
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USER>write temp.Read()
{"pro1":["a","b","c","d"],"pro2":["あ","い","う","え"]}

詳細はドキュメントもご参照下さい。

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開発者の皆さん、こんにちは🌂 今年は早い梅雨入りでした ☔

さて、新しい✨ 実行/開発環境テンプレートを作成しました。 Docker 🐳、docker-compose 、git がインストールされていれば、すぐにお試しいただけます。ぜひご利用ください!

今回は、ご存知の方が多いと思われる(?)某アニメの登場人物を使った人物相関図をテーマに【キーバリュー形式で IRIS に登録してグラフ構造で表示してみた】を体験できるテンプレートです(テンプレートは、Python/Node.js/Java からお試しいただける環境をご用意しています)。

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これは InterSystems FAQ サイトの記事です。

InterSystems Data Platform自身には、ソース管理を行う機能はありません。

2016.2以降のバージョンをご使用の場合、統合開発環境として VSCode をご利用いただくことで、VSCode でご利用いただけるソース管理機能をご使用いただけます。

VSCode で ObjectScriptの操作を行うためには、専用エクステンションのインストールが必要です。

使用方法については、コミュニティの記事「VSCode を使ってみよう!」をご参照ください。

また、「VSCodeでのソースコード管理について」についても併せてご参照ください。

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これはInterSystems FAQ サイトの記事です。

文字コードの変換に利用できる変換テーブル名は、以下のシステム関数で取得できます。

 Write $$GetIONames^%SYS.NLS()

現在のロケールにおいて各デバイス(ファイル、ターミナル等)のデフォルトの変換テーブル名を取得するには、%SYS.NLS.Table クラスを使用します。

確認方法は以下の通りです。

(1) システムデフォルト設定を取得するため、%SYS.NLS.Table のインスタンスを生成します。(引数に、"System" を指定します。)

 set obj=##class(%SYS.NLS.Table).%New("System")

(2) GetIOTable() メソッドを使用して、確認したいデバイスの現在の変換テーブル名を取得します。

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InterSystems Caché のグローバルは、デベロッパーにとって非常に便利な機能を提供します。 しかし、グローバルが高速な上に効率が良いのはなぜでしょう?

理論

基本的に、Caché データベースとは、データベースと同じ名前を持ち、CACHE.DAT ファイルを含んだカタログのことです。 Unix システムでは、このデータベースを普通のディスクパーティションにすることもできます。

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これは InterSystems FAQ サイトの記事です。

※ IRIS Data Platformのサーバーライセンス(プロセッサーコア単位の課金)では以下の内容は適用されませんので、ご注意お願いします。

2012.1以降のバージョンより、ライセンス管理が厳格化されたために、管理ポータルでもライセンスを消費するようになりました。


デフォルトでは、管理ポータルは独立したID(CSPセッション)単位でライセンスを消費するために同一ユーザが複数ライセンスを消費するようになります。

スタジオ、ターミナル、管理ポータル全ての消費ライセンスをに同一ユーザにまとめる方法は以下になります。

(1) スタジオ、ターミナル、管理ポータルに共通ユーザでログイン

管理ポータル: [システム管理] > [セキュリティ] > [サービス]

以下3つを「パスワード」認証のみに変更

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これは InterSystems FAQ サイトの記事です。

Java ゲートウェイを使用することで、Java クラスのモジュールを InterSystems IRIS から実行できます。

【メモ】Java ゲートウェイは、外部 Java オブジェクトを InterSystems IRIS 内のネイティブ・オブジェクトと同じようにインスタンス化し、Javaオブジェクトを操作するための方法です。

詳細は以下ドキュメントをご参照ください。
Java ゲートウェイについて

Java ゲートウェイを使用する手順は以下の通りです。

1) Java ゲートウェイサーバを開始する

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これは InterSystems FAQ サイトの記事です。

データベースキャッシュおよびルーチンキャッシュをモニターし、最適値を調べる方法をご紹介します。

(1) データベースキャッシュ

現状の設定値で問題ないかは、^GLOSTAT ユーティリティ のCache Efficency値(キャッシュ効率)でモニターします。

Cache Efficiency 値は大きければ大きいほど良いですが、目安として100 以上であれば、設定サイズは問題ありません。

実行例)

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これは InterSystems FAQ サイトの記事です。

スーパーサーバでSSL/TLS接続を有効にする場合、クライアントアプリケーションは、使用するプロトコル、アクセスする証明書などを知るためにSSL設定が必要となります。


これらは下記のようにiniファイルを作成・編集することで設定可能です。

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設定ファイルの場所
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デフォルトでは、SSL設定ファイルはSSLdefs.iniと呼ばれ、32ビットの共通プログラムファイルのディレクトリ下の InterSystems\IRIS(またはInterSystems\Cache)ディレクトリに置く必要があります。

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データ分析のためにInterSystemsで何ができるかを確認したいとしましょう。 理論を学んだので今度は実践したいと考えた時、InterSystems には、役に立つ実例をいくつか取り入れた Samples BI というプロジェクトが用意されています。 まずは、README ファイルを開き、Docker に関する内容はすべてスキップして、手順に従ってインストールしてゆきます。 仮想インスタンスを起動し、そこに IRIS をインストールしたら、手順に従って Samples BI をインストールします。そして綺麗なチャートやテーブルを見せて上司に感心してもらいましょう。 ここまでは順調ですね。

必然的に、ここで変更を加えることになります。

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これは InterSystems FAQ サイトの記事です。

管理ポータルの SQL 画面(管理ポータル > システムエクスプローラ > SQL)で、任意の SQL を実行した後、結果の行数などが表示されいる行の右端にある「印刷」のリンクから、CSVファイル出力を選択できます。

「クエリ印刷」画面で「ファイルにエクスポート」をチェックすると「ファイル形式」の欄が表示されます。

形式に「CSV」を指定し、出力ファイル名を指定したあと「エクスポート」ボタンをクリックすると出力できます。

注意:古いバージョンでは正しくCSV出力が行えない場合もあります。新しいバージョンをぜひご利用ください。

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++更新日:2018年8月1日

Cachéデータベースミラーリングに組み込まれているInterSystems仮想IP(VIP)アドレスの使用には、特定の制限があります。 具体的に言うと、ミラーメンバーが同じネットワークサブネットに存在する場合にのみ使用できるというところです。 複数のデータセンターを使用した場合は、ネットワークの複雑さが増すため、ネットワークサブネットが物理的なデータセンターを越えて「延伸」されることはさほどありません(より詳細な説明はこちらです)。 同様の理由で、データベースがクラウドでホストされている場合、仮想IPは使用できないことがよくあります。

ロードバランサー(物理的または仮想)などのネットワークトラフィック管理のアプライアンスを使用して、クライアントアプリケーションやデバイスに単一のアドレスを提示することで、同レベルの透過性を実現できます。 ネットワークトラフィックマネージャは、クライアントを現在のミラープライマリの実際のIPアドレスに自動的にリダイレクトします。 この自動化は、災害後のHAフェイルオーバーとDRプロモーションの両方のニーズを満たすことを目的としています。

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皆さん、こんにちは。

他のシステムとファイル連携を行う場合、Cachéでは、Jobコマンドを使った常駐プロセスやタスクを作成し、特定のディレクトリにあるファイルを定期的に監視、データを取り込むといった機能を手作りされていたかと思います。
これにはファイルの監視や、常駐プロセスの監視、プロセスの制御(起動、停止)を行う機能を用意する必要がありましたが、IRISではInteroperability機能が使えますので、そのようなプログラムを省略することが可能です。

今回は、既にファイル読込処理を行うルーチンが存在し、ルーチン呼出時の引数にファイル名があるという前提で、その処理をInteroperability機能を使ってどのように呼び出すかについて説明したいと思います。

手順

作業手順は以下の通りとなります。

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これは InterSystems FAQ サイトの記事です。

InterSystems製品のクラスクエリにはSQL文を利用する方法と、ユーザコードによる記述が選択できます。

スタジオメニューの [クラス] >[追加] > [クエリ] を選択すると、クエリウィザードが起動します。


画面に、「実装」を選択する項目があり、「このクエリはユーザコードで定義されている」を選択すると SQL文ではなく、ユーザコードによりクエリ定義が行えます。

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記事
· 2021年8月31日 12m read
Webをデバッグする - パート2

最初の記事では、Caché Webアプリケーションのテストとデバッグを外部ツールを用いて行うことについて説明しました。 2回目となるこの記事では、Cachéツールの使用について説明します。

以下について説明します。

  • CSP GatewayとWebappの構成
  • CSP Gatewayのロギング
  • CSP Gatewayのトレース
  • ISCLOG
  • カスタムロギング
  • セッションイベント
  • デバイスへの出力
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これは InterSystems FAQ サイトの記事です。

管理ポータル接続時に指定しているWeb サーバポートが正しい番号を指定しているかご確認ください。

Windows にクライアントツールのインストールを行っている場合は、ランチャーに登録している接続サーバの設定に問題がある場合が考えられます。

ランチャー > 優先接続サーバ > 追加/編集 で、接続先の Webサーバポートが正しく設定されているかご確認ください。

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RESTフレームワークの有用な機能の1つに、ディスパッチクラスがリクエストのプレフィックスを識別して別のディスパッチクラスに転送するという機能があります。 URLマップをモジュール化するこの手法により、コードの可読性が向上し、インターフェースの個別のバージョンが管理しやすくなります。また、特定のユーザーのみがアクセスできるように、API呼び出しを保護する手段も得ることができます。

概要

CachéインスタンスにRESTサービスをセットアップするには、専用のSCPアプリケーションを定義して、それに関連付けられた、受信リクエストを処理するディスパッチクラスを作成する必要があります。 ディスパッチクラスは、%CSP.RESTを拡張し、URLマップを含むXDataブロックを含めます。 こうすることで、システムに、特定のリクエストを受信したときにどのメソッドを呼び出すのかを指示します。

以下に、例を示します。

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