この記事はこちらの投稿の続きの内容です。

前回の記事では、プロダクションとは?について確認しました。また、サンプルコードを動かしながらプロダクションに流れるメッセージの中身をトレース画面で確認しました。

今回は記事では、システム統合を行うための必要な開発内容の中から、コンポーネント間のデータ送受信に使用される メッセージ について、作成するときの考え方や定義方法を確認していきます。

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これはInterSystems FAQ サイトの記事です

1. エクスポートAPI

a. ルーチンを個別に指定してエクスポートする場合は、$system.OBJ.Export() を使用します。

例:

do $system.OBJ.Export("TEST1.mac,TEST2.mac","c:\temp\routines.xml",,.errors)

指定する形式は ルーチン名.拡張子 で、拡張子は mac,bas,int,inc,obj を指定します。

エクスポート中のエラーは errors に格納されます。

$system.OBJ.Export() の詳細はクラスリファレンス %SYSTEM.OBJ を参照してください。

b. ワイルドカードを使用してエクスポートする場合にも、$system.OBJ.Export() を使用します。
例:

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これはInterSystems FAQ サイトの記事です。

デフォルトでは、セキュリティ脆弱性対応の観点でウェブサービス用テストページの実行を許可していません。

テスト目的等で利用する場合は、テストページへのアクセスを有効にする必要があり、以下グローバル変数のセットを %SYS ネームスペースで実行する必要があります。

set ^SYS("Security","CSP","AllowClass",0,"%SOAP.WebServiceInvoke")=1
set ^SYS("Security","CSP","AllowClass",0,"%SOAP.WebServiceInfo")=1

詳細については、以下のドキュメントもご参照下さい。

カタログおよびテスト・ページについて【IRIS】

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これは InterSystems FAQ サイトの記事です。

一括コメントを付与したい行全体を選択後、Ctrl + / を入力することで、選択範囲を一括でコメントにすることができます。

コメントの一括解除には、コメントを解除したい行全体を選択後 Ctrl + Shift + / を入力します。

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目的

CloudFormationの記事は、Linux系のものが多いですが、Windowsでも自動化したいという需要がありそうですので、オリジナル記事を元に、CloudFormationを使用してミラークラスターをWindowsサーバにデプロイする例を実装してみました。また、簡単な実行例も追加しました。
ソースコード一式はこちらのGitレポジトリにあります。

更新: 2021年3月1日 ワンライナーで踏み台ホスト経由でWindowsに公開鍵認証する方法を追記しました

更新: 2022年11月29日 QuickStartの形式に合わせて大幅に変更しました。以前の内容はこちらに保存してあります。

更新: 2022年12月21日 踏み台ホストの使用を止め、代わりにAWS System Manager(SSM)を有効化しました。プライベートサブネット上のインスタンスへのアクセスが簡素化されます。以前の内容はこちらに保存してあります。

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これは、InterSystems FAQサイトの記事です。

データ項目の値が”#Deleted"と表示される場合、MS Accessの設定でこの問題を回避することができます(MS Access2016以降)。

MS Accessのオプションより、「大きい数値(BigInt)データ型をサポート」にチェックを入れます。

設定後、リンクテーブルを一度閉じて、リンクの更新を行います。

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これは InterSystems FAQ サイトの記事です。

バックアップ先に、共有フォルダを指定することは可能ですが、推奨しません。

バックアップの最終フェーズのDBアクセスを禁止する箇所で万一ネットワークエラー等で、バックアップがハングアップすることがあれば、システム全体に影響が及ぶリスクがあります。

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これは InterSystems FAQ サイトの記事です。

MM/DD-hh:mm:ss:938 ( 0) 1 Failed to allocate xxxMB shared memory using large pages. Switching to small pages.
MM/DD-hh:mm:ss:938 ( 0) 0 Allocated xxxMB shared memory: yyyMB global buffers, zzzMB routine buffers

コンソールログ(cconsole.log/messages.log)に上記のようなメッセージがある場合は、Large Page でのメモリ確保に失敗して、Small Page でメモリを確保したことを示しています。

Allocated xxxMB が設定サイズと同じ場合、Small Pageでメモリ確保ができていますので、設定サイズを減らす必要はありません。

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これは InterSystems FAQ サイトの記事です。

このエラーが発生する原因としては、アプリケーションの中で既に他のプロセスからロック対象リソースがロックされていて、何らかの理由でそのロックが解放されていないケースが考えられます。

他のプロセスがロックしている兆候がない場合は、ロックテーブルの空き領域が不足しているケースが想定されます。
その場合は、メッセージログ(コンソールログ)に LOCK TABLE FULL のメッセージが出力されます。

トランザクション処理を行なっている場合には、ロック解放の延期が影響しているケースも考えられます。
トランザクションとロック解放の延期については、以下のドキュメントをご参照下さい。

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これは InterSystems FAQ サイトの記事です。

InterSystems IRISでは、サンプル定義の一部は、GitHub上に公開しています。

本FAQ内で登場する Sample.Person のクラス定義とサンプルデータについては、こちら からダウンロードいただけます。
手順は以下の通りです。

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これは InterSystems FAQ サイトの記事です。

ユーザーが作成したクラス定義は、クラス定義クラスの中に格納されます。

クラス定義一覧をプログラムから取得する方法として、「クラス定義クラス」を利用することができます。

メモ:クラス定義クラスとは、%Dictionary パッケージに含まれるクラス全般のことをさします。

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これは InterSystems FAQ サイトの記事です。

バージョンアップ後、ルーチンを再コンパイルする必要はありませんが、バージョンアップで %SYS が上書きされるため、%SYS 内のユーザ作成 INT 形式および OBJ 形式ルーチン(*.INT,*.OBJ)が削除されますので、注意が必要です。

MAC形式(.MAC)と以下の名前の INT 形式および OBJ 形式ルーチンについては削除されません。

  • %Z*.INT, %z*.INT, Z*.INT,z*.INT
  • %Z*.OBJ, %z*.OBJ, Z*.OBJ,z*.OBJ

なお、クラス/CSP はアップグレード後にコンパイルが必要となります。

ただし、メンテナンスリリースへのアップグレードの場合は、コンパイルは不要です。詳細は、以下ドキュメントをご参照ください。

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これは InterSystems FAQ サイトの記事です。

%SYSTEM.License クラスのメソッド利用すると、ライセンス情報を取得できます(実行時は、$SYSTEM.License.メソッド名() と記述します)。

%SYSTEM.License クラスは、ライセンスユーティリティ用システムオブジェクトです。

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開発者の皆さん、こんにちは。
IRIS for Health 2021.1がリリースされてからしばらくたちますが、多くのユーザさんにFHIRリポジトリ機能をお使いいただいています。
今日はFHIRリポジトリのサーバ側の処理をカスタマイズする機能をご紹介したいと思います。

この記事で紹介している内容のFHIRリポジトリカスタマイズに関するドキュメントマニュアルはこちらになります。

この記事はIRIS for Health 2021.1 をベースに記載しています。バージョンによってはカスタマイズに必要なクラスが異なることがあります(例えば2020.1では後述のRepoManagerクラスはまだありません。)

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これは、InterSystems FAQサイトの記事です。

プライベートWebサーバを使用して、HTMLファイルをリクエストした際に、日本語が文字化けする場合があります。
その場合には、HTMLファイルをBOM(バイト・オーダー・マーク)付で保存してください。

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これは、InterSystems FAQサイトの記事です。

ジャーナル・ファイルの処理でジャーナルファイルに記録されるタイプが、それぞれどのような状況下で記録されるのかについて説明します。

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タスク成功時・失敗時、それぞれ通知メールを送信することができます。

そのためには事前にターミナルからTASKMGRルーチン を実行して、メールサーバを登録する必要があります。

> zn "%SYS"

> do ^TASKMGR

1) タスク作成
2) タスク編集
3) タスク一覧
4) タスク削除
5) タスク一時停止
6) タスク再開
7) タスク実行
8) タスクリポート
9) タスクマネージャオプション
10) 終了

そして、メニューから9) タスクマネージャーオプションを選んで

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これは InterSystems FAQ サイトの記事です。

ObjectScript言語は、Java言語等がサポートしている型キャストをサポートしていません。

ただし、メソッドのキャストはサポートしています。

詳細は以下ドキュメントページをご参照ください。


メソッドのキャスト【IRIS】
メソッドのキャスト

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SQL ゲートウェイ接続を使用した、外部データベースへのアクセス方法についてご説明します。

手順は以下になります。


1. 外部ソースへの SQL ゲートウェイ接続の作成を行います


※こちらの例では、IRISの別インスタンスへの接続を試しています。
※ODBCを使用される場合は、事前に
システムDSN(64bit)の準備が必要です。

管理ポータルより
 [システム管理] > [構成] > [接続性] > [SQLゲートウェイ接続] の 新規接続作成 ボタンをクリックします。

接続の種類を選択し、必要項目を設定します。以下のサンプルは、ODBC接続(別IRISインスタンスのDSN設定)を行っています。

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長い間、私たちはクエリの結果をExcelスプレッドシートにエクスポートするユーティリティを使用してきました。 さらに、このユーティリティの修正版を適用し、この修正版では、列のフォーマットを明示的に設定することが プライオリティとなっています。

このユーティリティは %SYS.ZENReportExcelExporter というモジュールを使用し、java プログラムをベースにしています。毎年、レポートが大きくなり、十分なJava RAMがなかったので、環境変数の値を増やさなければなりませんでした。その値が7GBに達し、今、問題になっています。

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これは InterSystems FAQ サイトの記事です。

コミュニティ版は1インスタンスでの利用を想定しているため、2インスタンス以上で設定する構成は利用できません。

製品版と異なる点は以下の通りです。

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本記事は、あくまで執筆者の見解であり、インターシステムズの公式なドキュメントではありません。

IRISのoAuth2機能関連の情報発信は既に多数ありますが、本稿では
- 手順(ほぼ)ゼロでひとまず動作させてみる
- 設定の見通しを良くするために、役割ごとにサーバを分ける
- 目に見えない動作を確認する
- クライアント実装(PythonやAngular,CSPアプリケーション等)と合わせて理解する
- シングルサインオン/シングルログアウトを実現する

ということを主眼においています。

コミュニティ版で動作しますので、「とりあえず動かす」の手順に従って、どなたでもお試しいただけます。

現状、使用IRISバージョンはIRIS 2023.1のプレビュー版になっていますが、ソースコードは適宜変更します。

手順に沿ってコンテナを起動すると下記の環境が用意されます。この環境を使用して動作を確認します。

ユーザエージェント(ブラウザ)やPython/curlからのアクセスは、全てApache (https://webgw.localdomain/) 経由になります。青枠の中のirisclient等の文字はコンテナ名(ホスト名)です。

例えば、irisclientホストの/csp/user/MyApp.Login.clsにアクセスする場合、URLとして

 https://webgw.localdomain/irisclient/csp/user/MyApp.Login.cls

と指定します。

つまり、各エンドポイントは同一のorigin (https://webgw.localdomain) を持ちます。そのため、クロスサイト固有の課題は存在しません(カバーされません)が、仮に各サーバが別のドメインに存在しても基本的には動作するはずです。

oAuth2/OIDC(OpenID Connect)の利用シーンは多種多様です。

本例は、認証・認可サーバ,クライアントアプリケーション,リソースサーバの全てがIRISで実行されるクローズドな環境(社内や組織内での使用)を想定して、認可コードフロー(Authorization Code Flow)を実現します。分かりやすい解説が、ネットにたくさんありますので、コードフロー自身の説明は本稿では行いません。

認証・認可サーバの候補はIRIS, WindowsAD, Azure AD, AWS Cognito, Google Workspace, keycloak, OpenAMなどがあり得ます。個別に動作検証が必要です。

クライアントアプリケーション(RP)は、昨今はSPAが第一候補となると思いますが、利用環境によっては、SPA固有のセキュリティ課題に直面します。

IRISには、Confidential Clientである、従来型のWebアプリケーション(フォームをSubmitして、画面を都度再描画するタイプのWebアプリケーション)用のoAuth2関連のAPI群が用意されています。

そこで、Webアプリケーション(CSP)を選択することも考えられますが、クライアント編では、よりセキュアとされるSPA+BFF(Backend For Frontend)の構成を実現するにあたり、Webアプリケーション用APIをそのまま活用する方法をご紹介する予定です。

以下、サーバ編の動作確認には、CSPアプリケーションを使用しています。これは、新規開発にCSP(サーバページ)を使用しましょう、という事ではなく、BFF実現のために必要となる機能を理解するためです。BFFについては、クライアント編で触れます。BFFについては、こちらの説明がわかりやすかったです。

リソースサーバの役割はデータプラットフォームであるIRISは最適な選択肢です。医療系用のサーバ機能ですがFHIRリポジトリはその良い例です。本例では、至極簡単な情報を返すAPIを使用しています。

少しの努力でFHIRリポジトリを組み込むことも可能です。

サーバ編とクライアント編に分けて記載します。今回はサーバ編です。

とはいえ、クライアントとサーバが協調動作する仕組みですので、境界は少しあいまいです

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開発者の皆さん、こんにちは。

先日のウェビナーでご紹介した「ワークフローコンポーネント」をお試しいただけるサンプルを公開しました。👉 https://github.com/Intersystems-jp/WorkFlow-DC

《サンプルのテーマ》

店舗で販売している商品に付けるPOPメッセージ候補を予めテーブルに登録できる仕組みが既にある、と仮定しています。

IRISの Interoperability を利用してPOPメッセージ候補が登録されるテーブルに対して一定間隔でSELECT文を実行し、未処理のメッセージを取得します。
新たなレコードが存在する場合、ワークフローコンポーネントを利用して担当者に審査を依頼します。

担当者は、ワークフローユーザポータルを使用して、POPメッセージ候補の承認/却下を指示できるようにしています。

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前の記事 - AI による臨床文書の保管、取得、検索の単純化

この記事では、AI を使用した文字起こしと要約によってヘルスケアに変革を起こす OpenAI の高度な言語モデルの可能性を探ります。 OpenAPI の最先端 API を活用して、録音データを文字起こしし、自然言語処理アルゴリズムを使って簡潔な要約を生成するための重要なインサイトを抽出するプロセスを掘り下げていきます。

似たような機能は Amazon Medical Transcibe や Medvoice などの既存のソリューションでも提供されていますが、この記事では、OpenAI テクノロジーを使用してこれらの強力な機能を InterSystems FHIR に実装することに焦点を当てています。

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SFTPサーバ側で公開鍵と秘密鍵を作成し、それをIRISサーバにコピーして、%Net.SSH.Session() の AuthenticateWithKeyPair() を使用してSFTP接続する一連の手順(サンプル)をご紹介します。


【環境】

SFTPサーバ:CentOS8
SFTPクライアント:Windows10 & IRIS2023.1.2
SFTP接続用ユーザ:mysftpuser


【手順】

(1) CentOSでSSHの公開鍵と秘密鍵を作成します (今回は、RSA方式、4096bit)

ssh mysftpuser@172.18.xx.xx でログインし、以下 mysftpuser として作業します。

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この記事は、「プライベートWebサーバ(PWS)を使用しないバージョンの新規インストール/アップグレード:概要」の続きの記事で、IISをWebサーバとする場合の設定概要をご紹介します。(先に「概要」の記事をお読みいただくことをお勧めします。)

同一サーバ上にIISとInterSystems製品をインストールする場合、事前にIISを有効化しておくとIISに必要なWebゲートウェイのインストールと設定をIRISのインストーラーが自動で行います。

以降の説明では、以下のインストール方法について解説します。

※ 図解では、InterSystems IRISを使用していますが、InterSystems製品で操作は共通です。

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記事
· 2024年3月18日 1m read
SQLベンチマークプログラム

InterSystems IRISのSQLの性能を評価する簡単なベンチマークテストを公開します。

また、このベンチマークプログラムで測定した過去の様々なハードウェアでのベンチマーク結果も公開します。

ハードウェアの進歩、インターシステムズの新しいテクノロジーの追加や性能改善によって、性能が劇的に変化しています。

現在のハードウェアの性能を考慮すると、少し物足りない感じが否めないですが、過去との結果の公正な比較という意味であえて、データの規模に関しては過去と同一条件でベンチマーク実施した結果となっています。

データの規模に関してはデータ件数を増やすことで変更できるようになっています。(現時点では500万件)

またこのベンチマークプログラムはインターシステムズ製品用に実装されていますが、使用しているテーブル構造は比較的シンプルなもので、また使用しているSQL文も標準的なものなので、他データベースシステムでも同じベンチマークを実施することはそんなに困難ではありません。

ベンチマークプログラムのリポジトリ

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この連載記事では、InterSystemsの技術とGitLabを使用したソフトウェア開発に向けて実現可能な複数の手法を紹介し、議論したいと思います。 次のようなトピックについて説明します。

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