Intersystems IRISおよびIRIS for Health 2025.1より、Zen レポートのメンテナンスが終了することをお知らせします。 これは、2018年のInterSystems IRIS発表時に非推奨となり、その後、2020年のInterSystems Reportsの搭載により、代替のレポート機能を提供したためです。 時系列の概要は以下の通りです。

2018年3月 InterSystems IRIS 2018.1導入 Zen Reportsの非推奨を発表、既存アプリケーションの継続性を確保するため出荷を継続

2020年4月 InterSystems IRIS 2020.1発表 InterSystems IRISおよびIRIS for Healthのユーザライセンス、Advanced ServerライセンスにIntersystems Reportsを組み入れる。

2023年5月 Zen レポートのメンテナンス終了のお知らせ

2024年の2H Zen レポートがipmモジュールとして利用可能

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REST/JSONを使ってデータを交換することが増えてきていると思いますが、POSTでIRISにデータを渡す場合に日本語が含まれる場合に皆さんどう処理していますか?

わざわざ自分でコード変換する処理を追加していませんか?

実は、あまり知られていないのですが、自動で変換する方法がありますので、紹介します。

CSPのメカニズムを使ってクライアントからデータをPOSTすると、それはCSPのRequestオブジェクトのContentプロパティに渡されます。

ContentプロパティのTypeは%CSP.Streamになっていて、このTypeのクラスリファレンスを読むと、Content-TypeがText/のときには、CharSetに基づいてコード変換が行われると示唆されています。

つまりContent-TypeがJSONの場合には、自動的な変換がされないということになります。

本当は、Content-TypeがJSONの時も変換してくれるのが一番良い(わかりやすい)のですが、残念ながらそうなっていません。

その代わりにパラメータが用意されています。

RESTのディスパッチクラスの定義に以下のパラメータを追加することで、自動コード変換を行なってくれます。

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前回の記事では、ICD-10 による診断のコーディングをサポートできるように開発された d[IA]gnosis アプリケーションを紹介しました。 この記事では、InterSystems IRIS for Health が、事前トレーニングされた言語モデル、そのストレージ、およびその後の生成されたすべてのベクトルの類似性の検索を通じて ICD-10 コードのリストからベクトルを生成するために必要なツールをどのように提供するかを見ていきます。

はじめに

AI モデルの開発に伴って登場した主な機能の 1 つは、RAG(検索拡張生成)という、コンテキストをモデルに組み込むことで LLM モデルの結果を向上させることができる機能です。 この例では、コンテキストは ICD-10 診断のセットによって提供されており、これらを使用するには、まずこれらをベクトル化する必要があります。

診断リストをベクトル化するにはどうすればよいでしょうか?

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Embedded Pythonの導入に伴い、1つ嬉しいことは、直接エクセルファイルの読み書きができるようになったことです。

それでこの機能を使って、ミニ業務改革をちょこちょこ行なっているのですが、そこでちょっとハマったことを共有します。

実際この内容は実はIRISとは全く関係ないのですが、このDCコミュニティの皆さんが同じことでハマった場合に少しでも早く問題解決できるように情報共有します。

エクセルの計算式の入ったセルの値を読み取るときには、そのファイルのオープンの際にdata_only=Trueというフラグをつけないといけないのですが、そのファイルがopenpyxlで読み書きしたファイルの場合に、その計算式のセルの値(Noneとなる)がうまく読めないことがあります。

その場合には、そのファイルをエクセルで開いて再保存することで、正しく読むことができます。

以下にそのあたりの内容を説明したページがあります。

元ネタ

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インターシステムズは InterSystems IRIS data platform、InterSystems IRIS for Health、HealthShare Health Connect のバージョン 2024.3 をリリースしました。2024.3 は Continuous Delivery(CD)リリースです。

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ベクトルデータ型と Vector Search 機能が IRIS に導入されたことにより、アプリケーションの開発に多数の可能性が開かれました。こういったアプリケーションの例として、バレンシア保健省が AI モデルを使用した ICD-10 コーディング支援ツールを要求した公募で出品されたアプリケーションが最近私の目に留まりました。

要求されたツールのようなアプリケーションをどのように実装できるでしょうか? 必要なものを確認しましょう。

  1. ICD-10 コードのリスト。自由テキスト内で診断を検索するための RAG アプリケーションのコンテキストとして使用します。
  2. ICD-10 コード内で相当するものを検索するためにテキストをベクトル化するトレーニング済みモデル。
  3. ICD-10 コードとテキストの取り込みとベクトル化を行うために必要な Python ライブラリ。
  4. 可能性のある診断を見つけるためのテキストを受け入れる使いやすいフロントエンド。
  5. フロントエンドから受信するリクエストのオーケストレーション。

これらのニーズに対応するために、IRIS は何を提供できるでしょうか?

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これは、InterSystems FAQサイトの記事です。

これは、MS-ACCESSの制限事項です。

MS-ACCESSは、インデックスが32個より多いテーブルにはリンクできません。

この問題を回避する方法として、直接テーブル(クラス)をリンクするのではなく、VIEWを使用する方法があります。

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最近はパブリッククラウド環境でIRISを使ってアプリケーションを構築されるお客様が多数で、IRISのセキュリティ機能についてご質問を受ける機会が増えました。実際の運用で始めてセキュアなIRISを操作するよりも経験した方が良いかもと考え、その第一歩としてインストール時の初期セキュリティ設定には普段からロックダウンを指定するのはいかがでしょうか。通常セキュリティ設定の違いおよび注意点をマニュアルを参照しながらリストアップしました。

1. 初期のユーザセキュリティ設定

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以前、Azure用にOAouth2クライアントをセットアップする記事を書いた時に思ったのですが、各IdPはサンプルコードとしてPythonコードや専用のモジュールを提供しているので、それがそのまま使用できれば効率が良いのにな、と思いました。

IRISが埋め込みPython機能としてWSGIをサポートしたことにより、これが簡単に実現しそうなので、その方法をご紹介したいと思います。

導入方法

今回は、IdPとしてOKTAを使用してAuthorization Codeフローを行います。

OKTAでの設定内容

参考までに、今回使用した環境を後半に記載しています。

アプリケーションの起動

コンテナ化してありますので、コンテナのビルド環境をお持ちの方は、下記を実行してください。

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開発者の皆さん、こんにちは!

2回目の開催となったミートアップですが、11月8日(金)に無事、開催を終えることができました。ご参加いただきましたメンバーの皆様、ありがとうございました!

今年のミートアップでは、ワークショップを開催してみました。13時半~17時半の約4時間(!)もの間、ご持参いただいたパソコンでもくもくと進めていただいていたように思えます。

ミートアップのワークショップで使用した内容は、全て以下リポジトリに公開しております。

👉https://github.com/Intersystems-jp/meetup2024WorkShop


以下、写真を添えながら当日の様子を少しご紹介します。

第1部は、ワークショップを合計5種類用意いたしました。

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※ 本内容は随時更新予定です。ワークショップに必要な内容をご覧いただき、参加のご検討などしていただければ幸いです。

Pythonワークショップにご参加いただく場合は、事前に以下の環境をご用意ください。

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これは InterSystems FAQ サイトの記事です。

ジャーナルファイルのサイズが大きすぎて、管理ポータルで検索やフィルタリング等できない場合、以下の2つの方法で参照することができます。

① ^JRNDUMP ユーティリティを使用する方法
② プログラムで参照する方法

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① ^JRNDUMP ユーティリティを使用する方法 例えば、グローバル参照 ^ABC を含むジャーナルファイルのすべてのレコードを選択する場合は、以下のようになります。


※以下、すべてのコマンドは %SYS ネームスペースで実行してください。

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これは、InterSystems FAQサイトの記事です。


InterSystemsでは、以前は、OSの特定リリースに対して製品の検証は実施しておりませんでしたが、
バージョン2022.1以降においては、OSのマイナーバージョンに対する検証を実施しております。

最新のサポートプラットフォームの情報については、下記の記事をご確認ください。
※2024年12月現在の最新情報
InterSystems サポートプラットフォーム最新情報 Q4-2024

★最新情報は開発者コミュニティにて随時発信いたしますので、以降の状況については、上記記事の継続記事をご確認ください。

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これは、InterSystems FAQサイトの記事です。

インターシステムズは、特定のオペレーティングシステムのパッチやサービスパックに対して、製品の検証は実施しておりません。

これらの保証については、オペレーティングシステムベンダーが互換性を保証する限りにおいて、提供されます。
まれなケースで、インターシステムズの製品を稼動するために、特定のパッチやサービスパックを必要とするケースもあります。
その様な特別な状況の詳細は、サポートサーバプラットフォームに明記しています。以下ドキュメントをご参照ください。

サポートサーバプラットフォームについて

明記されていない場合には、オペレーティングシステムベンダーが互換性を保証する限りにおいて、パッチやサービスパックもサポート対象となります。

※2022.1以降のバージョンにおいては、OSのマイナーバージョンにおいても検証を実施しております。

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InterSystems IRIS、IRIS for Health、HealthShare HealthConnect のメンテナンスリリース 2023.1.5 と 2024.1.2 がリリースされました

InterSystems IRISInterSystems IRIS for HealthHealthShare Health Connect の2つのメンテナンスリリースがリリースされました。

✅ 2023.1.5

リリース 2023.1.5 は、以前のリリース 2023.1.x のバグフィックスを提供します。

詳細な変更リストとアップグレード・チェックリストは、以下のページにあります :

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お知らせ
· 2024年10月20日
ミートアップ2024 Tシャツ完成!

開発者の皆さん、こんにちは!

11月8日(金)は開発者コミュニティのミートアップ開催日です。申し込みはお済でしょうか??

昨年、大阪で初回ミートアップを開催した際、コミュニティメンバー同士での交流をとても楽しみにしてくださる方が多かった印象を受けました。

そこで、今年はメンバー同士の結束をより高められたら・・と思い、ミートアップ2024Tシャツを作成しました!

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開発者の皆さん、こんにちは!

🖋 InterSystems Japan 技術文書ライティングコンテスト2024:IRISに関連した記事 🖋の応募受付期間が終了し、残るは投票のみとなりました!

第2回目のコンテストは✨6作品✨の応募がありました!

コミュニティメンバーは「イイネ」 をクリックすることで投票できます。2024年10月31日(木)23時59分59秒 まで投票受付中です。

素晴らしい6作品のなかから、🔥これだ!🔥と思う記事の「イイネ」をクリックしてください。

以下、投票方法についてご案内します。

(1) 開発者コミュニティにログインする。

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開発者の皆さん、こんにちは!

昨年初めて開催した日本の InterSystems 開発者コミュニティのコンテストですが、📣今年も開催します!📣

テーマは昨年と同じで InterSystems IRIS/InterSystems IRIS for Health に関連した内容であればどのような内容でもご応募いただけます。

🖋 InterSystems Japan 技術文書ライティングコンテスト2024:IRISに関連した記事 🖋

🎁 参加賞:投稿いただいた方全員に👚開発者コミュニティ特製Tシャツ👕をプレゼントいたします!

🏆 特別賞:選ばれた3作品に特別賞があります。

8/30更新:賞品情報追加しました!ぜひご確認ください!👇

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開発者のみなさん、こんにちは!

今年も開発者コミュニティミートアップを東京にて開催いたします!(10月1日:お申込みサイトオープンいたしました!)

日 時:2024年11月8日(金)13時半~19時

場 所:AP東京八重洲 13階

<JR各線をご利用の場合>「東京駅」八重洲中央口より徒歩6分
<東京メトロ銀座線をご利用の場合>「日本橋駅」徒歩約5分/「京橋駅」徒歩約4分
<都営浅草線をご利用の場合>「宝町駅」徒歩約4分

※ヤエチカ24番出口から出るとわかりやすいです。

参加費:無料

定 員:50名
※定員に達した際は調整をお願いすることもございます。予めご了承下さい。

申 込:(申込受付終了しました)

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InterSystems IRIS の新バージョンに、 Hierarchical Navigable Small World (HNSW) インデックス・アルゴリズムに基づく新しい近似最近傍探索 (ANN) インデックスが搭載されました。こちらは、ベクトル検索 早期アクセスプログラム で入手いただけます。これにより、大規模なベクトルデータセットに対して非常に効率の良い近似最近傍探索が可能となり、クエリパフォーマンスとスケーラビリティが大幅に向上しました。

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コミュニティの皆さんこんにちは。

突然ですが、皆さんはIRISの機能にある「ユニットテスト」は利用されているでしょうか。
筆者はまだ実装まで行えていませんが、各関数の品質保証を担保するため導入を検討している段階です。

現状、IRISのユニットテストには下記2点の対応すべき点があると考えています。

  1. テスト結果の可読性が低い(先日vscodeで拡張機能が出ていましたが、やはり見ずらいと感じました)
  2. ユニットテストを自動で実行する手段がない

特にテストが継続的に自動で実施されないと、ユニットテスト自体が次第に陳腐化し、実行されなくなり忘れ去られる恐れがあると考えます。
ただし、意味もなく定期的にテストを実行しても効果がありません。
そこで、Gitのpushのタイミングで行おうと考えました。

次にテスト環境です。
テスト環境の構築は、テスト自動化の観点からみるとCI/CDツール等を利用するのが一般的だと思います。
ただ今回は、テスト環境の構築を簡易にすませたいと考え、IRISの既存技術を組み合わせて構築しようと考えました。

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開発者の皆さん、こんにちは。

突然ですが、2024年6月25日に開発者向けセミナー「FHIR 新機能のご紹介~2024.1~」が開催されました。
ご視聴になられた方も多数いらっしゃると思います。
まだご視聴になられていない方は是非一度、ご覧になってみてください。
YouTubeリンク

さて、こちらのセミナーにおいてご紹介された、IRIS for Health 2024.1からの新機能「FHIR Object Model」を用いて、リポジトリタイプのInteroperability開発の具体的なサンプルを作成してみました。
自身の備忘のため、すぐ開発環境を構築できるよう、コンテナ環境かつGitHubの公開もしております。
利用方法は、GitHub内のREADMEを参照ください。
GitHubリンク

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Git を使用してIRIS でソリューションを構築することは、素晴らしいことです! 単にローカルの git リポジトリにVSCodeを使用し、サーバーに変更をプッシュする... それは非常に簡単です。

でも、次の場合はどうでしょうか。

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これは InterSystems FAQ サイトの記事です。

ロックテーブルの1エントリは管理領域の固定512 bytesとロック文字列情報などの可変領域から構成されます。

可変領域はロック対象のグローバルノード名に関連する情報に必要な長さ(bytes)になります。

1つのLockコマンドにつき、上記で示した長さのデータが必要です。

そしてその可変領域に必要なデータ長は、ロック対象のグローバルノード名(^xxx(xxx,xxx)) の長さに見合う16,32,64,128,256,…bytesのバケットの長さになります。

例えばロック対象のグローバルノード名が^xxx(123,"data")とすると、 ^xxx(123,"data")にデータのロケーション等のデータが付加されたものがその可変領域となり、32byteまたは64bytes(データロケーションが相応に長い場合)のバケットを使用しますので、

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これは InterSystems FAQ サイトの記事です。

IRIS2023.1から導入されたgmheapとlocksizの新しいデフォルト値について紹介します。

gmheap=0は、特別な設定の必要性がないほとんどのシステム(実運用システムを含む)に適切なように設計された新しいデフォルト値です。

0に設定することで、システムがシステム全体のサイズを推測し、妥当な値を算出してくれます。

gmheap=0 に設定した場合、システムは、グローバルバッファ用に設定されたメモリの合計に3%を乗じた値を基準に、300MBの下限と2GBの上限の範囲内でgmheap値を設定します。

0以外の値はそれをそのまま使用し、2GBよりはるかに大きく、あるいは300MBよりはるかに小さく設定することができます。

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これは InterSystems FAQ サイトの記事です。

PythonからObjectScriptのルーチンを直接呼び出すことはできませんが、クラスメソッドを経由して間接的に呼び出すことができます。

しかし、Pythonの変数とObjectScriptのローカル変数は内部構造が異なるため、情報の交換には少し工夫が必要です。

簡単なサンプルでその方法について説明します。

まず、2つの変数を足し算する簡単なルーチン ^testを作ります。

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これは InterSystems FAQ サイトの記事です。

messages.logまたはcconsole.log内に記録されるCSPGatewayLatencyのメッセージは、サーバが、パフォーマンス測定のため定期的に「CSPゲートウェイにリクエストを送信して応答をもらう」ことを行っており、応答を受け取るまで一定時間以上かかったときに出る警告(応答時間の閾値)です。

その既定値は1000ミリ秒です。

WebGateway(CSPGateway)が稼働する Web サーバの負荷が高い場合に出力する場合がありますが、実際のCSPアプリケーションやREST APIの動作や応答速度に影響が見られなければ、特に問題はありません。

またこのメッセージの出力頻度を下げるためにこの閾値を変更する方法もあります。

変更方法は以下を参照ください

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これは InterSystems FAQ サイトの記事です。

404エラーが返される場合に、以下の対応でエラーが解消されることがわかっています。


(1) binの接続を許可

/cspの構成エディタ>セクションで以下選択

system.webServer > security > requestFiltering

> hiddenSegmets 選択 > (コレクション)の右欄(Count=xx)の右端 [...] クリック

> segment欄に binの行があったので、選択して削除

> 画面戻って、右上の [適用] クリック

または、IISの構成ファイルを直接編集することでも対応可能です。

C:\Windows\System32\inetsrv\config\applicationHost.config

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