記事 Toshihiko Minamoto · 2024年10月8日 9m read GitLab を使用した InterSystems ソリューションの継続的デリバリー - パート X: コード以外の話 約 4 年のギャップを経て、私の CI/CD シリーズが帰ってきました! 長年にわたり、InterSystems の数社のお客様と連携し、様々なユースケースに対応する CI/CD パイプラインを開発してきました。 この記事で紹介する情報が誰かのお役に立てられれば幸いです。 この連載記事では、InterSystems テクノロジーと GitLab を使用したソフトウェア開発の様々な可能なアプローチを取り上げています。 取り上げたいトピックは広範にありますが、今回は、コードを超えた内容についてお話ししましょう。構成とデータについてです。 #継続的デリバリー #InterSystems IRIS 0 0 0 8
記事 Toshihiko Minamoto · 2024年8月16日 12m read VSCode を使った ObjectScript コードのデバッグ Visual Studio Code(VSCode)は、市場で最も一般的なコードエディターです。 Microsoft によって制作され、無料 IDE として配布されています。 VSCode は ObjectScript などの多数のプログラミング言語をサポートしており、2018 年までは Atelier(Eclipse ベース)もサポートしていました。 InterSystems 製品開発の主なオプションの 1 つとして考えられていましたが、 2018 年、InterSystems 開発者コミュニティが VSCode のサポートを発表した際に、関連する InterSystems のプロユーザーらが実際にこのエディターを使用し始め、以来、特に新しいテクノロジー(Docker、Kubernetes、NodeJS、Angular、React、DevOps、GitLab など)を使用する開発者の間でその使用が続いています。 VSCode の一番の機能の中にはデバッグ機能が挙げられます。 そこで、この記事では、クラスコードや %CSP.REST コードなどの ObjectScript コードをデバッグする方法を詳しく紹介します。 #VSCode #デバッグ #ベストプラクティス #InterSystems IRIS 2 0 1 54
記事 Toshihiko Minamoto · 2024年8月6日 7m read Auth0 と InterSystems IRIS FHIR サーバーを使った SMART On FHIR アプリケーションの開発 - 構成編 前回の記事でSMART On FHIRプロジェクトのアーキテクチャを紹介したので、いよいよ本題に入り、必要となる全ての要素の設定を始めましょう。 まずはAuth0から始めます。 Auth0の設定 登録が完了したら、左側のメニューから最初のアプリケーションを作成します この例では、Angular 16で開発されたアプリケーションなので、Single Page Web Applicationタイプとなります。このオプションを選択し、Createをクリックします。 #Angular #FHIR #OAuth2 #InterSystems IRIS for Health Open Exchange app 0 0 0 15
記事 Toshihiko Minamoto · 2024年7月16日 12m read InterSystems IRIS BI の KPIとしてPandasを用いる Pandas は単に人気のあるソフトウェアライブラリだけではありません。 これは、Python データ分析環境の基礎でもあります。 その単純さとパワーで知られており、データの準備と分析の複雑さをより扱いやすい形態に変換する上で不可欠な多様なデータ構造と関数が備わっています。 これは、主要なデータ管理および分析ソリューションである InterSystems IRIS プラットフォームのフレームワーク内で、主要評価指標(KPI)やレポート作成用の ObjectScript などの特殊な環境に特に関連しています。 データの処理と分析の分野において、Pandas はいくつかの理由により際立っています。 この記事では、それらの側面を詳細に探ります。 データ分析における Pandas の主なメリット: ここでは、Pandas を使用する様々なメリットについて深く掘り下げます。 直感的な構文、大規模なデータセットの効率的な処理、および異なるデータ形式のシームレスな操作などが含まれます。 Pandas を既存のデータ分析ワークフローに統合する容易さも、生産性と効率を強化する大きな要因です。 #Embedded Python #Python #SQL #InterSystems IRIS BI (DeepSee) 1 0 0 43
記事 Toshihiko Minamoto · 2024年6月26日 8m read ベクトル化の(ほぼ)サポート 近頃、LLM や AI などに関する話題で非常ににぎわっています。 ベクトルデータベースもそれなりに関わっており、IRIS 以外では、世界中で多様なサポートがすでに実現されています。 なぜベクトルなのでしょうか? 類似検索: ベクトルでは、データベース内で最も類似する項目やドキュメントを検索するなど、効率的な類似検索が可能です。 従来のリレーショナルデータベースは完全一致検索向けに設計されているため、画像やテキストの類似検索といったタスクには向いていません。 柔軟性: ベクトル表現には汎用性があり、テキスト(Word2Vec、BERT などの埋め込み経由)や画像(ディープラーニングモデル経由)などの様々なデータタイプから導き出すことができます。 クロスモーダル検索: ベクトルでは、様々なデータモダリティでの検索が可能です。 たとえば、画像のベクトル表現を基に、マルチモーダルデータベースで類似する画像や関連するテキストを検索できます。 理由は他にも多数あります。 そこで、この Python コンテストでは、このサポートを実装してみることにしました。 残念ながら時間内に完成させることはできませんでしたが、その理由を以下で説明します。 #Embedded Python #SQL #InterSystems IRIS Open Exchange app 1 0 0 58
記事 Toshihiko Minamoto · 2024年6月14日 5m read Windows の書き込みキャッシュ (この記事は 2021 年 2 月にレビューされたものです。現在でも Caché ベースのインストールに関連性があり、同様に IRIS ベースのインストールに適用されます。) この記事では、停電やオペレーティングシステムのクラッシュが発生した場合にシステムをデータ損失または破損の危険にさらす可能性のある Windows の書き込みキャッシュ設定について説明しています。この設定は一部の Windows 構成においてデフォルトでオンになっています。 #システム管理 #DCフィードバック 0 0 0 91
記事 Toshihiko Minamoto · 2024年6月12日 4m read Auth0 と InterSystems IRIS FHIR サーバーを使った SMART On FHIR アプリケーションの開発 - 入門編 はじめに 先日、@Patrick Jamieson が開催した素晴らしいハンズオンに参加してきました。そこでは、SMART On FHIR が定義したプロトコルに従って Angular アプリケーションを IRIS FHIR サーバーとともに構成したセッションでした。非常に深い興味を得たため、独自に Andular アプリケーションを開発し、そこから学んだことを活用してコミュニティに共有することにしました。 SMART On FHIR SMART On FHIR について Google ではどのように説明しているのか見てみましょう。 SMART On FHIR は電子健康記録(EHR)システムの情報にアプリケーションがアクセスできるようにするためのデータ規格です。 アプリケーション開発者は、その規格を採用した EHR システムに接続する単一のアプリケーションを作成できます。 #Angular #FHIR #OAuth2 #InterSystems IRIS for Health Open Exchange app 0 0 0 60
記事 Toshihiko Minamoto · 2024年5月28日 6m read FHIR アダプターを使ってレガシーシステムに FHIR サービスを提供 - リソースの投稿編 前回の記事では特定の HIS のデータベースに格納されたリソースを取得する方法を確認したので、今回は、HIS に、システムで受け取る FHIR リソースを起点とする新しいレコードを追加する方法を説明します。 FHIR の CRUD 操作 FHIR の主な機能の 1 つに、Rest API による CRUD 操作のサポートがあります。つまり、FHIR と連携するすべてのシステムには、GET、POST、PUT、および DELETE タイプの HTTP 呼び出しがサポートされていなければなりません。 この記事では、FHIR アダプターをインストールした際に自動的に構成されたエンドポイントへの POST 呼び出しを処理する方法を見てみましょう。 FHIR のリソースストレージ呼び出しに関する仕様を確認すると、呼び出しに使用する URL は、以下のフォーマットを使用している必要があります。 http(s)://server_url/{endpoint}/{Resource} この記事の例では、セキュリティで保護された呼び出しは行わないため、以下のような URL になります。 #FHIR #ベストプラクティス #InterSystems IRIS for Health Open Exchange app 0 0 0 58
記事 Toshihiko Minamoto · 2024年5月23日 11m read FHIR アダプターを使ってレガシーシステムに FHIR サービスを提供 - リソースの読み取り編 HealthShare、HealthConnect、および InterSystems IRIS ユーザーが使用できる FHIR アダプターツールに関する連載記事を再開しましょう。 前回の記事では、ワークショップをセットアップした小さなアプリケーションを紹介し、FHIR アダプターをインストールした後に IRIS インスタンスにデプロイされたアーキテクチャを説明しました。 この記事では、最も一般的な CRUD(作成、読み取り、更新、削除)操作の 1 つである読み取り操作を実行する方法の例を確認します。ここではリソースの取得によって行います。 #FHIR #ベストプラクティス #InterSystems IRIS for Health Open Exchange app 0 0 0 71
記事 Toshihiko Minamoto · 2024年5月21日 4m read FHIR アダプターを使ってレガシーシステムに FHIR サービスを提供 - アーキテクチャ編 さて、FHIR アダプターの使用例に戻り、この記事では、IRIS インスタンスでの構成方法とインストールの結果を確認したいと思います。 プロジェクトの構成手順は公式ドキュメントで指示されているものと同じなので、直接こちらで確認できます。 では作業に移りましょう! インストール この記事に関連するプロジェクトでわかるように、IRIS インスタンスを Docker でデプロイしています。そのため最初の構成の主な部分は Dockerfile で行います。 Docker 構成については詳しく確認しないため、気にする必要はありません。 FHIR アダプターをインストールする手順は、たったこれだけです。 #FHIR #InterSystems IRIS for Health Open Exchange app 0 0 0 49
記事 Toshihiko Minamoto · 2024年5月16日 3m read FHIR アダプターを使ってレガシーシステムに FHIR サービスを提供する - 概要 FHIR がシステム間の相互運用性と互換性に関するあらゆる問題に対する万能薬であり、ソリューションであることはご存知のことでしょう。 これは、FHIR リソースを手に掲げてそれに興じる戦士の画像です。 ですが、戦士ではない私たちのために、少しだけ紹介したいと思います。 FHIR とは? 早速定義を述べると、FHIR(Fast Healthcare Interoperability Resource; 高速ヘルスケア相互運用性リソース)とは、ヘルスケア産業において医療データを様々なシステム間で電子的にやり取りできるようにするために、HL7(Health Level 7) 規格化組織が作成した相互運用性の規格です。 FHIR の基盤テクノロジー REST API や JSON 形式による HTTP 呼び出しの組み合わせを主としています(使用方法に応じて XML やその他の通信も可能)。 #FHIR #ベストプラクティス #InterSystems IRIS for Health Open Exchange app 0 0 0 51
記事 Toshihiko Minamoto · 2024年5月14日 8m read ライセンスの予約 「30 秒も経ってるのにサービスを受けられないなんて、 あり得ない! もう結構!」 #ObjectScript #アクセス制御 #システム管理 #セキュリティ #ヒントとコツ #認証 #InterSystems IRIS 1 0 1 61
記事 Toshihiko Minamoto · 2024年5月9日 3m read VS Code の統合ターミナルで ObjectScript コマンドを実行する方法 VS Code でファイルを編集しているときに、グローバル値のチェックやいくつかの ObjectScript コマンドの実行が必要だったことはありませんか? これが可能になりました。しかもセットアップは不要です! vscode-objectscript 拡張機能バージョン 2.10.0 以上を持っており、InterSystems IRIS 2023.3 以降に接続している場合は、サーバーの場所に関係なくサーバーへのターミナル接続を開けるようになりました。 この新しいターミナルを開く方法には 3 つあります。 #ターミナル #ヒントとコツ #ベストプラクティス #開発環境 #InterSystems IRIS #VSCode 2 0 0 103
記事 Toshihiko Minamoto · 2024年5月7日 4m read VS Code 関連リソース VS Code に焦点を当てた 2 つの現地ウェビナー(ヘブライ語による「Intro」および「Beyond Basics」)に続き、フォローアップとして参加者向けに送信した関連リソースのリンクを用意しました。 コミュニティのために、ここでもそれを共有しています。便利なリソースをぜひさらに追加してください。 #デバッグ #開発環境 #InterSystems IRIS #InterSystems IRIS for Health #VSCode 0 0 0 78
記事 Toshihiko Minamoto · 2024年4月23日 2m read サーバーの共有ネームスペースにて作業する皆さんに VS Code の設定、スニペット、およびデバッグ構成を提供する方法 VS Code を使ってコードを編集する場合、設定モデルでは、ワークスペースルートフォルダの .vscode サブフォルダにある settings.json ファイルを使用して、一部の設定にフォルダ固有の値を指定できます。 ワークスペースのルートフォルダ内で作業している場合、ここで設定した値は個人設定の値よりも優先されます。 #開発環境 #VSCode Open Exchange app 0 0 0 107
記事 Toshihiko Minamoto · 2024年4月18日 13m read レシピデータセットを外部テーブルで読み込み、組み込みPythonでLLMを使って分析する (Langchain + OpenAI) 我々には、Redditユーザーが書いた、おいしいレシピデータセット がありますが, 情報のほとんどは投稿されたタイトルや説明といったフリーテキストです。埋め込みPythonやLangchainフレームワークにあるOpenAIの大規模言語モデルの機能を使い、このデータセットを簡単にロードし、特徴を抽出、分析する方法を紹介しましょう。 データセットのロード まず最初に、データセットをロードするかデータセットに接続する必要があります。 #Artificial Intelligence (AI) #Code Snippet #CSV #Embedded Python #JSON #ObjectScript #Python #SQL #ターミナル #InterSystems IRIS 1 0 0 251
記事 Toshihiko Minamoto · 2024年4月8日 10m read Open AI と IRIS の統合 - ファイル管理 人工知能は、命令によってテキストから画像を生成したり、単純な指示によって物語を差作成したりすることだけに限られていません。 多様な写真を作成したり、既存の写真に特殊な背景を含めたりすることもできます。 また、話者の言語や速度に関係なく、音声のトランスクリプションを取得することも可能です。 では、ファイル管理の仕組みを調べてみましょう。 #Artificial Intelligence (AI) #ビジネスオペレーション #フレームワーク #InterSystems IRIS #Open Exchange Open Exchange app 0 0 0 63
記事 Toshihiko Minamoto · 2024年4月4日 10m read OpenAI と IRIS の統合 皆さんもご存知のように、人工知能の世界はもう生活の中に存在しており、誰もが利用従っています。 多数のプラットフォームが、無料、サブスクリプション、または非公開の形式で、人工知能サービスを提供していますが、 コンピューティングの世界で「話題」となったことから、特に注目されているサービスは OpenAI です。最も有名な ChatGPT および DALL-E が主な原因と言えます。 #Artificial Intelligence (AI) #ビジネスオペレーション #フレームワーク #InterSystems IRIS Open Exchange app 0 0 0 122
記事 Toshihiko Minamoto · 2024年4月1日 5m read Embedded Python と OpenAI API を使った IRIS でのデータのタグ付け 大規模言語モデル(OpenAI の GPT-4 など)の発明と一般化によって、最近までは手動での処理が非現実的または不可能ですらあった大量の非構造化データを使用できる革新的なソリューションの波が押し寄せています。 データ検索(検索拡張生成に関する優れた紹介については、Don Woodlock の ML301 コースをご覧ください)、センチメント分析、完全自律型の AI エージェントなど、様々なアプリケーションが存在します。 #Artificial Intelligence (AI) #API #Embedded Python #ObjectScript #Python #分析 #非構造化データ #InterSystems IRIS 1 0 0 79
記事 Toshihiko Minamoto · 2024年3月28日 12m read 150 行未満のコードで IRIS クロスファンクショナルアプリを作成する ローコードへの挑戦 こんな状況を思い浮かべてください。「ウィジェットダイレクト」というウィジェットとウィジェットアクセサリーを販売する一流のネットショップで楽しく勤務しています。先日、上司から一部の顧客がウィジェット商品にあまり満足していないという残念な話を聞き、苦情を追跡するヘルプデスクアプリケーションが必要となりました。さらに面白いことに、上司はコードのフットプリントを最小限に抑えることを希望しており、InterSystems IRIS を使って 150 行未満のコードでアプリケーションを提供するという課題をあなたに与えました。これは実際に可能なのでしょうか? 免責事項: この記事は、非常に基本的なアプリケーションの構築を記すものであり、簡潔さを維持するために、セキュリティやエラー処理などの重要な部分は省略されています。このアプリケーションは参考としてのみ使用し、本番アプリケーションには使用しないようにしてください。この記事ではデータプラットフォームとして IRIS 2023.1 を使用していますが、それ以前のバージョンでは記載されているすべての機能が提供されているとは限りません。 #JSON #ObjectScript #REST API #SQL #キューブ # データのインポートとエクスポート #分析 #相互運用性 #管理ポータル #InterSystems IRIS Open Exchange app 1 1 0 72