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Hiroshi Sato · 2020年12月16日 2m read
SQLインジェクションに対する対策

これはInterSystems FAQ サイトの記事です。

SQLインジェクションに関しては、様々なWebサイトで対策等が公開されていますが、InterSystems SQLを使ったアプリケーションでも、他のRDBMSと同様にそれらの対策を適切に実施することで、SQLインジェクションは防げると考えられます。

さらに、InterSystems Data Platform(以下IRIS)の場合、一般的なRDBMSに比較して、SQLインジェクションを実行しづらい、幾つかの施策が組み込まれています。

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これは InterSystems FAQ サイトの記事です。

以下例のクラスメソッド getLatestID() のように ObjectScript のクラスメソッドを用意します。
返したい値を戻り値に指定し、SQLストアドプロシージャ(SqlProc)キーワードを指定するだけで値が返せます。

ClassMethod getLatestID() As %Integer [ SqlName = getLatestID, SqlProc ]
{
    set latestID=$Order(^ISJ.TestClass1D(""),-1)
    quit latestID
}

操作を試す場合は、以下のクラス定義をご準備ください。

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はじめに

この連載の最初の記事では、リレーショナルデータベースのEAV(Entity–Attribute–Value)モデルを見て、それがどのように使用されて、何に役立つのかを確認しましょう。 その上で、EAVモデルの概念とグローバル変数と比較します。

原則として検索する必要のある、フィールド数、または階層的にネストされたフィールドの数が不明なオブジェクトがある場合があります。

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開発者の皆さん、こんにちは!

InterSystems デベロッパーツールコンテスト2023が開催され、21の応募作品の中から勝者が発表されました🏆

この記事では、世界のIRIS開発者の皆さんから注目を集めた作品をご紹介します。

最初は、Experts Nomination 第1位に輝いた @Dmitry Maslennikov さんの作品をご紹介します!

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これは、InterSystems FAQサイトの記事です。

SELECT ... FOR UPDATE は明示的な行ロック取得の方法として多くの RDBMS で実装されているため、この機能を使われているケースも多いと思います。

このシンタックスは InterSystems 製品ではエラーにはなりませんが、期待されるような行ロックの取得は行われません。

この記事では同等の機能を実現する方法をご紹介します。

DECLARE CURSOR C1 IS
SELECT Name FROM Person WHERE Name LIKE 'A%' FOR UPDATE
OPEN C1
LOOP FETCH C1 INTO name 
... name を表示
... 終了ならLOOPをEXIT
END LOOP
CLOSE C1

上記のようなSQL文は、下記のSQL文で代替可能です。

※下記2行目のUPDATE文の実行により対象行に対して排他ロックがかかるため、他DBの動作と異なる点ご注意ください。

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Mihoko Iijima · 2021年8月30日 2m read
クエリをチューニングする方法

これは InterSystems FAQ サイトの記事です。

InterSystems 製品には、テーブルのコンテンツに関する統計を収集し、クエリの最適化に役立てる「テーブルチューニング機能」があります。

設定方法は、以下のドキュメントをご参照ください。

ターミナルでは次のコマンドを実行します。

Do $system.SQL.TuneTable("<テーブル名>",0,1)

また、以下の資料もご参照ください。

1) パフォーマンス調査の基礎知識として必要なグローバル構造の解説やSQLの動作の仕組みからクエリプランの見方の解説

インターシステムズ・シンポジア2011の資料

2) パフォーマンスチューニングの例(P13~)

インターシステムズ・シンポジア2012の資料

3) ビットマップ・インデックスの圧縮やオプティマイザ・ヒントなど、Caché SQLのパフォーマンスを最大限に引き出すための情報について

インターシステムズ・シンポジア2014の資料

4) パフォーマンスに困ったときにどこに着目し、どのツールで調べていくか、お客様から日々ご相談をいただくカスタマーサポートから、解決に向かうアプローチの「イロハ」をご紹介するビデオ

動画:Performance 101

5) 開発者コミュティのパフォーマンス関連情報(performanceタグ)

performanceタグ

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開発者のみなさん、こんにちは!

2021年10月に4回シリーズで開催した「InterSystems IRIS 開発者向けウェビナー」第2回目の「Python Gateway のご紹介」のアーカイブをYouTubeに公開いたしました。

InterSystems IRIS / IRIS for Health バージョン2021.1より、External Language Gateway に Python のサポートが追加されました。また、External Language Gateway の機能強化により外部ストアドプロシージャが利用できるようになり、Java、.Net、Python のコードを SQL から直接実行できるようになりました。

ウェビナーでは、Python からの利用法のついて、デモを交えながらご紹介しています。

ぜひご覧ください!

(IRIS 2021.1新機能全体のご紹介については、こちらのYouTubeをご参照ください。)

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開発者の皆さん、こんにちは!

開発者向け情報を集めた「Developer Hub」ページが新たに登場しました!

このページには、4種類のチュートリアルが用意されています。チュートリアはブラウザ上で動作し、VSCodeやIRISターミナル、管理ポータルなどチュートリアルで使用するすべての画面が1つのタブ内で開くようになっています。

チュートリアルを試すための事前準備は不要で、クリック1回ですぐにお試しいただけます!(ユーザ登録も不要です)(チュートリアル開始方法は、ページ末尾をご覧ください。)

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アプリケーションに、効率的に検索したいフリーテキストを含むフィールドがありますか?これまで複数の方法を試してみたものの、顧客が要求するパフォーマンスを満たせなかった経験はありませんか?私は変わった手段を使ってあらゆる問題を解決できると思っていませんか。もうご存じですよね。私ができるのは、パフォーマンス低下に対処する優れたソリューションを提供することです。

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これはInterSystems FAQ サイトの記事です。

%SYSTEM.SQL クラスの Purge* メソッドを使用して削除することが可能です。

※各メソッドの詳細は、以下ドキュメントをご参照ください。

%SYSTEM.SQLクラスについて【IRIS】

%SYSTEM.SQLクラスについて

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これは InterSystems FAQ サイトの記事です。

永続クラス(=テーブル)定義に提供される %BuildIndices() メソッドの引数に、インデックスを再構築したい ID の開始値と終了値を指定することにより、その範囲内のインデックスのみが再構築できます。

例えば、Sample.Person クラスにある NameIDX インデックスと ZipCode インデックスを ID=10~20 のみ再構築する場合は、以下のように実行します(ID の範囲は、第5引数、第6引数に指定してます)。

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これは InterSystems FAQ サイトの記事です。

InterSystems製品のクラスクエリにはSQL文を利用する方法と、ユーザコードによる記述が選択できます。

スタジオメニューの [クラス] >[追加] > [クエリ] を選択すると、クエリウィザードが起動します。


画面に、「実装」を選択する項目があり、「このクエリはユーザコードで定義されている」を選択すると SQL文ではなく、ユーザコードによりクエリ定義が行えます。

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最近、LOAD DATA という素晴らしい新機能を使用することがありました。この記事では、初めて使用した際の体験についてお話しします。 以下の箇条書きには優先順がなく、他の評価も含まれません。 これらは、LOAD DATA コマンドを使用したときに私が気付いたことを記したものです。 また、プレビューリリースである IRIS バージョン 2021.2.0.617 を使用していることも記しておきたいと思います。 そのため、ここに記録されたことは、それ以降の IRIS バージョンに適用しない可能性があります。 それでも誰かのお役に立てるかもしれません。

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弊社サポートセンターに、「IRIS SQLに Oracle の RANK() 関数のようものはありませんか?」というお問い合わせいただくことがあります。

IRIS2021.1以降のバージョンであれば、RANK() や ROW_NUMBER() などの ウィンドウ関数 がサポートされるようになりましたので、以下のように使用することができます。

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本稿について

本稿では、InterSystems IRISを使用してSQLベースのベンチマークを行う際に、実施していただきたい項目をご紹介します。
Linuxを念頭においていますが、Windowsでも考慮すべき点は同じです。

メモリ自動設定をやめる

パフォーマンスに直結する、データベースバッファサイズの自動設定はデフォルトで有効になっています。自動設定は、実メモリの搭載量にかかわらず、データベースバッファを最大で1GBしか確保しません。

更新: 2020年11月20日 バージョン2020.3から、確保を試みるデータベースバッファが実メモリの25%に変更されました。

搭載実メモリ64GB未満の場合は実メモリの50%程度、搭載実メモリ64GB以上の場合は実メモリの70%を目途に、明示的に設定を行ってください。

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Megumi Kakechi · 2020年12月17日 1m read
選択性の数値について

これはInterSystems FAQ サイトの記事です。

選択性(または Selectivity)の数値とは、カラムに対するユニークデータの割合を示す数値です。

例) Person テーブルの個別値である PID カラム、住所のうち都道府県名が入る Pref カラム
 Pref カラムの選択性 = 約 2%
 PID カラム(ユニーク属性のカラム)の選択性 = 1

InterSystems製品のクエリオプティマイザは、クエリ実行経路(プラン)とインデックスの選択を決定するため、エクステントサイズ(テーブル内のレコード数)と選択性の数値を使用します。

詳細は下記ドキュメントページをご参照ください。

テーブルの最適化【IRIS】

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これは InterSystems FAQ サイトの記事です。

INFORMATION_SCHEMA スキーマを使用して取得できます。

INFORMATION_SCHEMA はシステム用スキーマのため、デフォルトでは管理ポータルの SQL メニューに表示されません。

表示させる方法は以下の通りです。

  1. 管理ポータル→システムエクスプローラ→SQL メニューを開きます。
  2. スキーマのプルダウン左にある「システム」をチェックします。
  3. スキーマのプルダウンから INFORMATION_SCHEMA を選択します。

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これは InterSystems FAQ サイトの記事です。

管理ポータルの SQL 画面(管理ポータル > システムエクスプローラ > SQL)で、任意の SQL を実行した後、結果の行数などが表示されいる行の右端にある「印刷」のリンクから、CSVファイル出力を選択できます。

「クエリ印刷」画面で「ファイルにエクスポート」をチェックすると「ファイル形式」の欄が表示されます。

形式に「CSV」を指定し、出力ファイル名を指定したあと「エクスポート」ボタンをクリックすると出力できます。

注意:古いバージョンでは正しくCSV出力が行えない場合もあります。新しいバージョンをぜひご利用ください。

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開発者のみなさん、こんにちは!

2022年3月9日開催「InterSystems Japan Virtual Summit 2022」のセッション「FHIR SQL Builder」のアーカイブを YouTube に公開いたしました。

(プレイリストはこちら


日本でも徐々に広がりを見せている HL7 FHIR。FHIR を活用したプロジェクトも着実に増えてきています。

取得した FHIR データをどのように利用するのか。その中で、FHIR データを使用して分析したいというニーズは必ず出てくるかと思います。

InterSystems では、FHIR データ分析を容易に可能にする新機能「FHIR SQL Builder」を発表いたしました。

この機能を利用することにより、FHIR リポジトリに格納したデータを通常の SQL で取り出し利用することが可能になります。

この機能の概要と使用方法をデモをまじえてご紹介いたします。

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Toshihiko Minamoto · 2020年9月30日 14m read
InterSystems IRIS のクラスクエリ

InterSystems IRIS のクラスクエリ

InterSystems IRIS(および Cache、Ensemble、HealthShare)のクラスクエリは、SQL クエリを Object Script のコードから分離する便利なツールです。 このクエリの基本的な機能は、同じ SQL クエリを複数の場所で異なる引数で使用する場合にクエリの本文をクラスクエリとして宣言し、このクエリを名前で呼び出すことでコードの重複を回避できるというものです。 このアプローチは、次のレコードを取得するタスクを開発者が定義するカスタムクエリにも便利です。 興味が湧きましたか? それではこのまま読み進めてください!

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これは InterSystems FAQ サイトの記事です

揮発性テーブル(多数のINSERT、DELETEが行われるテーブル)では、ビットマップ・インデックス用ストレージは徐々に効率が低下する可能性があります。

例えば、以下の定義からなるデータが数千件あり、一定期間保持した後 TRUNCATE TABLE で一括削除を行うオペレーションが繰り返し行われているとします。

Class MyWork.MonthData Extends (%Persistent, %Populate)
{
/// 満足度
Property Satisfaction As %String(VALUELIST = ",満足,やや満足,やや不満,不満,");
/// 年齢
Property Age As %Integer(MAXVAL = 70, MINVAL = 20);
Index AgeIdx On Age [ Type = bitmap ];
}
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これは InterSystems FAQ サイトの記事です。

タイムアウトを無効にするためには、DSNの設定でクエリタイムアウト無効に設定します。

Windowsコントロールパネル > [管理ツール] > [データソース(ODBC)] > [システムDSN]の構成


で クエリタイムアウト無効 にチェックを入れますと、タイムアウトは無効になります。

アプリケーション側で変更する場合は、ODBC APIレベルで設定することが可能です。


ODBCのSQLSetStmtAttr関数をコールする際に、SQL_ATTR_QUERY_TIMEOUT属性を設定してから、データソースに接続してください。

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これは InterSystems FAQ サイトの記事です。

システムユーティリティクラスを利用したプログラムを作成することで出力できます。

【注意1】出力データの区切り文字がカンマではなくタブで出力されます点、ご注意ください。

【注意2】エクセルでタブ区切りのファイルを開くため、エクセルの開くメニューから出力したファイルを開いてください。

処理概要は以下の通りです。

1) %SYSTEM.SQL クラス(※)の Execute() メソッドを使用します。

第1引数:SQL文を指定します。

第2引数:内部日付が格納されている場合 yyyy-mm-dd で出力されるように表示モードを切り替えます。(1:odbcモード)

詳細は下記ドキュメントページおよびクラスリファレンスをご参照ください。

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開発者のみなさん、こんにちは!

2022年3月9日開催「InterSystems Japan Virtual Summit 2022」のセッション「SQLでどこまでできる? ~データロードから機械学習まで~」のアーカイブを YouTube に公開いたしました。

(プレイリストはこちら


データベースのテーブルにアクセスするためにSQLを利用するのは「ご飯を食べるときは箸を使います」と同じぐらい開発者にとって当たり前のことだと思いますが、SQLで分析や機械学習まで行えたらどうでしょうか。

便利ですよね?

本セッションではInterSystems IRISのSQLを使って、どこまでの操作ができるのかについて、デモを交えながらご紹介します。

ぜひ、動画をご参照ください。

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Toshihiko Minamoto · 2020年10月27日 14m read
Cachéでの照合

秩序(順序)はだれにとっても必要であるが、皆が同じように秩序(順序)を理解しているわけではない (ファウスト・セルチニャーニ)

免責事項: この記事では、例としてロシア語とキリル文字を使用しますが、英語以外のロケールでCachéを使用するすべての方に関連のある記事です。 この記事は主にNLS照合について言及しており、SQL照合とは異なることに注意してください。 SQL照合(SQLUPPER、SQLSTRING、照合なしを意味するEXACT、TRUCATEなど)は、値に明示的に適用される実際の関数であり、その結果はグローバルサブスクリプトに明示的に格納されることがあります。 サブスクリプトに格納されると、これらの値は当然、有効なNLS照合(「SQLおよびNLS照合」)に従うことになります。

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2019年 10月 17日

Anton Umnikov
InterSystems シニアクラウドソリューションアーキテクト
AWS CSAA、GCP CACE

AWS Glue は、完全に管理された ETL (抽出、変換、読み込み) サービスです。データの分類、クリーンアップ、強化、そして様々なデータストア間でデータを確実に移動させるという作業を簡単にかつコスト効率の良いかたちで行えるようにするものです。

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質問

現在使っているリレーショナルデータベースからInterSystems IRIS Data Platformに移行することは可能ですか?

答え

InterSystems IRIS Data Platform(以下IRISと表記)は、SQLをサポートしていますので、多くの場合リレーショナルデータベースで構築されたアプリケーションは、大部分のコードを変更することなくIRISに移行することができます。

ただしSQLの各実装毎にSQL標準を拡張した仕様等があり、それにIRISが全て対応していませんので、コードの書き換えが必要なケースもあります。

また各実装が独自に用意した標準でない通信系API等にも対応していませんので、その場合にはJDBC、ODBCなどの標準的な通信APIに置き換える必要があり、かなり書き換えが必要になります。
(使用されているSQL文等はそのまま流用可能な場合が多いです。)

さらにそのままコードを移行できるケースであっても動作保証はできませんので、必ず動作確認のためのテスト作業は必要になります。

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はじめに

Caché 2016.2のフィールドテストはかなり前から利用可能ですので、このバージョンで新しく追加されたドキュメントデータモデルという重要な機能に焦点を当てたいと思います。 このモデルは、オブジェクト、テーブル、および多次元配列など、データ処理をサポートするさまざまな方法として自然に追加されました。 プラットフォームがより柔軟になるため、さらに多くのユースケースに適したものになります。

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