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InterSystems ObjectScript言語では引数の異なる同名のメソッドを定義することはできません。

InterSystems ObjectScript言語は一般的に動的言語と呼ばれるプログラミング言語に分類されます。

ObjectScriptではメソッド実行時にどの引数を使用するかどうかは自由に制御可能ですので、動的プログラミング言語ではないJava等の言語と異なり、コンパイルの段階で厳密に引数の数でメソッドを区別する必要がありません。

従って ObjectScript言語は、オーバーロードと一般に呼ばれる言語仕様を含んでいません。

Java等で記述されたプログラムを移植する際にオーバーロード相当の機能を実現するには、

ClassMethod test(args... as %String)

のように引数の後ろに ... を付加します。

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クラス定義のプロパティの表示順は、スタジオのプロパティウィザードを利用して登録した場合は、末尾に追記されます。

また、エディタ上の任意の場所でプロパティ定義文を記述する場合は、その場所に追記され、クラス定義が登録されます。


つまり、定義者が記述した順番に登録されます。

(スタジオが並び換えを行ったりはしません。)

作成したクラス定義が、PersistentやSerialのようにデータベースに格納する属性を持ったクラス定義である場合、”初回のコンパイル”で クラス定義に対応するグローバル変数の定義情報=ストレージ定義を作成します。

初回コンパイル以降に、プロパティ定義の追加が行われれば、そのプロパティに対応するグローバル変数のスロット番号を、末尾に追加し、ストレージ定義を更新します。

以下の例は、クラス定義に対応するストレージ定義の例です。

(初回コンパイル時の状態)

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一括コメントを付与したい行全体を選択後、Ctrl + / を入力することで、選択範囲を一括でコメントにすることができます。

コメントの一括解除には、コメントを解除したい行全体を選択後 Ctrl + Shift + / を入力します。

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2019年 10月 17日

Anton Umnikov
InterSystems シニアクラウドソリューションアーキテクト
AWS CSAA、GCP CACE

AWS Glue は、完全に管理された ETL (抽出、変換、読み込み) サービスです。データの分類、クリーンアップ、強化、そして様々なデータストア間でデータを確実に移動させるという作業を簡単にかつコスト効率の良いかたちで行えるようにするものです。

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InterSystems Caché のグローバルは、デベロッパーにとって非常に便利な機能を提供します。 しかし、グローバルが高速な上に効率が良いのはなぜでしょう?

理論

基本的に、Caché データベースとは、データベースと同じ名前を持ち、CACHE.DAT ファイルを含んだカタログのことです。 Unix システムでは、このデータベースを普通のディスクパーティションにすることもできます。

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みなさん、こんにちは。

前回の記事では1個のBME280で気象データを取得したのですが、気温のブレが大きかったので基板から
ただ、基板につけたBME280のはんだを外すのが大変なので、別のBME280を外付けすることにしました。
当初、ESP8266の別のIO端子と接続することを考えていたのですが、Wire.hが複数のバスに対応していない
ため、以下の配線図のようにカスケード接続することにしました。

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皆さん、こんにちは。
寒い日が続きますね。

前々回の記事でDHT11とBMP180を使って作成したのですが、実際に外に置いて計測してみると、氷点下の場合、12~13℃となってしまい、正しく計測できませんでした。(先にデータシートを確認しておけばよかったのですが、DHT11、BMP180共に0℃以上になっていました...)
そこで代わりのセンサーが無いか探していたところ、BME280というセンサーが見つかりました。-40℃から85℃まで測れ、BMP180と同じBosch製で値段も数百円。

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デバッガーは使わないという人はいますか? 最後に使ったのはいつだったか、記憶にないですね。 それは、嫌いだからではなくて、単に必要ないからなんです。 その一番の理由は、ある種の開発手法を使っているおかげで、バグの発生を少なく抑えたり、単体テストのレベルで発見したり、バグをとても簡単に追跡できたりするからです。

以下にいくつかヒントを紹介します...

1. 独自の COS チートシートを作成する。

これは主に COS の初心者が対象になります。 バグを引き起こす大きな原因の一つとして、特定のコマンドや関数の動作を理解していないということがあります。 時間をかけて言語を学び、そのすべてのバリエーションを試すことをおすすめします。 それから独自のチートシートを作成することで、知識が固まり、さっと使えるレビューツールも出来上がります。 生産性アップにつながるほか、避けられるはずのバグをうっかり書いてしまう頻度を確実に減らすことができます。

2. スタジオで「変数の追跡」をオンにする

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$ZSTRIP() 関数を使用します。

この関数を使用すると、指定文字列から、文字のタイプと文字を削除できます。

下記の例のように、第2引数で、"<"、">"、"<>"を指定することにより、SQLのLTRIM、RTRIM、TRIM関数と同等の処理が可能になります。

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InterSystemsでは、既存のお客様および見込みのお客様と実施した他DBMS製品との比較を行った様々なベンチマーク結果を持っています。

しかし、それらの結果に関して、ほとんどのRDBMSベンダのライセンス条項に当該RDBMSベンダの承諾なしにベンチマーク結果を公表してはならないという条項があるため、現実問題として一般的な公表は、難しい状況です。

一方、TPC等の公共の機関等がベンチマーク条件を策定、公開しているベンチマークに関しては、必要な実施コストに対して得られるものが少ないと考えており、過去にも実施しておりませんし、将来も実施する予定はありません。

InterSystemsは、TPCの様な現実のシナリオからかけ離れたベンチマークを実施するのではなく、実際のアプリケーションを模したベンチマークシナリオを構築し、それに基づき、各ハードウェアベンダ、パートナ企業、エンドユーザとの協力の基、ベンチマークを実施しております。

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前回のつづきとして、いよいよIRISのインターオペラビリティ機能を使ってMQTTブローカーからメッセージを受信し、データベースに格納する方法について解説したいと思います。IRISのインターオペラビリティ機能につきましてはこちらをご参照ください。

ネームスペース作成

インストール時に作成されているUSERネームスペースはInteroperabilityに必要なライブラリを参照するためのマッピングができていません。
そのため、新たにネームスペースを作成する必要があります。
作成方法は、以下の通りです。

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デベロッパーの皆さん、こんにちは!
InterSystems Package Manager (ZPM) は、素晴らしいツールですが、インストールせずにすぐ使用できたら、さらに便利です。

それを実現する方法はいくつかあります。以下に dockerfile を使って ZPM をビルドした IRIS コンテナを用意する方法をご紹介します。

リポジトリを作成し、そのdockerfile に数行のコードを記述しました。これを使えば、最新バージョンの ZPM をダウンロードし、インストールできます。

IRIS コミュニティエディション用のあなたの dockerfile にこれらのコマンドを追加すれば、ZPM がインストールされ、使用できるようになります。

最新の ZPM クライアントをダウンロードするコマンドは以下の通り。

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前回の記事では、データの変更を簡単に記録できる方法をお見せしました。 今回は、監査ログが記録されるデータ構造と監査データを記録する「Audit Abstract クラス」を変更しました。

また、データ構造は親構造と子構造に変更し、それぞれに「トランザクション」とそのトランザクションで「その値によって変更されたフィールド」を記録するテーブルが 2 つ設けられます。

新しいデータモデルをご覧ください。

「監査クラス」から変更したコードをご覧ください。

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データ分析のためにInterSystemsで何ができるかを確認したいとしましょう。 理論を学んだので今度は実践したいと考えた時、InterSystems には、役に立つ実例をいくつか取り入れた Samples BI というプロジェクトが用意されています。 まずは、README ファイルを開き、Docker に関する内容はすべてスキップして、手順に従ってインストールしてゆきます。 仮想インスタンスを起動し、そこに IRIS をインストールしたら、手順に従って Samples BI をインストールします。そして綺麗なチャートやテーブルを見せて上司に感心してもらいましょう。 ここまでは順調ですね。

必然的に、ここで変更を加えることになります。

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Web サービス(SOAP)またはREST で IIS を経由してクライアントにエラー応答する際、既定では IISが生成するデフォルトのエラーページ( HTTP 500 エラー )が返されます。

SoapFaultなど、サーバ側で出力したエラーの詳細情報は返されません。

IIS7 以降、WebクライアントがWeb サービスの障害の詳細情報を取得するための設定オプションが追加されました。

HTTP ステータスコードがエラーの場合に、既存の応答をどうするかを existingResponse 属性で指定することができます。

こちらの値を、既定の Auto から PassThrough に変更することで、エラーの詳細情報が返されるように変更できます。
※設定変更後、IISの再起動が必要です。

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はじめに

多くのアプリケーションに共通する要件は、データベース内のデータ変更のログ記録です。どのデータが変更されたか、誰がいつ変更したかをログに記録する必要があります(監査ログ)。 このような質問について書かれた記事は多く存在し、Caché で行う方法の切り口もさまざまです。

そこで、データ変更を追跡して記録するためのフレームワークを実装しやすくする仕組みを説明することにします。 これは、永続クラスが「監査抽象クラス」(Sample.AuditBase)から継承すると「objectgenarator」メソッドを介してトリガーを作成する仕組みです。 永続クラスは Sample.AuditBase から継承されるため、永続クラスをコンパイルすると、変更を監査するためのトリガーが自動的に生成されます。


監査クラス

次は、変更が記録されるクラスです。

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皆さん、こんにちは

前回のつづきとしてESP8266からMQTTブローカーに接続し、データを送信する部分の内容ついて説明したいと思います。

今回は温度湿度センサーのDHT11と気圧センサーのBME180を使って気温、湿度、気圧を計測し、1分に1回、MQTTブローカーに送信しています。

ハードウェア

回路図は以下のようにDHT11のDATAピンはGPIO、BMP180のSDA,SCLピンはそれぞれGPIO2,GPIO5に接続しました。
電源は紆余曲折の末、単純にmicro USBから供給し、NodeMCUのボードから出力されている3.3Vをそれぞれのセンサーで使用しています。

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データベース暗号化は、ディスクヘの書き込みまたはディスクからの読み取りで暗号化と復号が実行されるため、アプリケーションのロジックに手を加える必要はありません。

この機能のドキュメントについては、以下ご参照ください。

マネージド・キー暗号化【IRIS】

マネージド・キー暗号化


暗号化データベース作成までの流れは、以下の通りです。

(1) 暗号化キーの作成

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· 2020年12月25日 2m read
実行中のiris-analytics-package

皆さん、こんにちは。

iris-analytics-パッケージには、「企業が自社のソフトウェアで InterSystems Analytics の サポートをいかに簡単、そしてシンプルに利用できるかを示す」意図があります。

新しいシンプルなソリューションを作成したり、OpenExchange を使用して既存のソリューションを改善したりすることもできます。

InterSystems IRISにアップグレードしている企業のほとんどは、ツールが提供するすべての機能を活用しています。

このコンテストでの私のもう一つのターゲットは、インターシステムズを長く利用していても、自分たちがアクセスしている可能性をフルに活用していない企業です。

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InterSystems は自社が提供する InterSystems IRIS の Dockerイメージについて、Linux 環境での使用のみをサポートしています。 Docker for Windows は Linux プラットフォームのようにコンテナをネイティブプロセスとして実行するのではなく、Windows の仮想化機能である Hyper-V で実行される Linux VM を作成してコンテナをホストします。 このような追加レイヤーによって複雑度が増しているため、InterSystems は現時点で Docker for Windows をサポートすることができません。

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皆さんこんにちは。

IRIS 2020.1からMQTTアダプタが新たに追加されました。MQTTはPublish/Subscribe型のシンプルで軽量なメッセージングプロトコルです。帯域が低いネットワーク環境やArduinoやRaspberry PIといったワンボードマイコンやシングルボードコンピュータなどでも動作できます。
今回はクラウド上のUbuntuサーバにIRISをインストールし、MQTTアダプタを使いEsp8266というマイコンで取得した温度、湿度、気圧データをIRIS上のデータベースに登録する方法について説明したいと思います。

アーキテクチャ

今回のアーキテクチャは以下の通りです。

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記事
· 2020年12月23日 3m read
動的SQLの新旧対照表

新しい動的 SQL クラス(%SQL.Statement および %StatementResult)のパフォーマンスは %ResultSet より優れてはいますが、%ResultSet の使用方法をせっかく学習したので、しばらくの間新しい方を使用せずにいましたが、 やっとチートシートを作ったので、新しいコードを書いたり古いコードを書き直す際に役立てています。 皆さんのお役に立てればいいなと思っています。

次に示すのは、私のチートシートの詳細版です。

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HealthShare の理想的な Apache HTTPD Web サーバー構成に関するお問い合わせをよくいただいています。 この記事では、真っ先に推奨される HealthShare 製品の Web サーバー構成について概要を説明します。

何よりもまず第一に、Apache HTTPD バージョン 2.4.x(64ビット)を使用することをお勧めします。 2.2.x のような旧バージョンも使用できますが、HealthShare のパフォーマンスとスケーラビリティを確保するにはバージョン 2.2 はお勧めできません。

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$LIST のフォーマットと%DynamicArray、%DynamicObject クラス

IRIS には、様々なデータ値を含むシーケンスを作成する方法がいくつかあります (以前は Cache にもありました)。 長年に渡り使用されているデータシーケンスの 1 つに $LIST の文字列があります。 より最近のデータシーケンスには %DynamicArray クラスと %DynamicObject クラスがあり、両者ともに JSON の文字列表現に対応する IRIS サポートの一部となっています。 これら 2 つのシーケンスにはそれぞれ非常に異なるトレードオフがあります。

$LIST の文字列形式

$LIST 形式は、かつてメモリアドレスのスペースが小さいだけでなく、ディスクドライブも小さく、読み取り速度が遅かった時代に考案されました。 $LIST の形式は、複数の異なるデータ型で構成されるシーケンスをバイト数を可能な限り抑えながら 8 ビットの一般的な文字列にパッキングするためにデザインされました。

$LIST のシーケンスは、ObjectScript の $LISTBUILD 関数を使って作成します。

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ミラーリングが同期の対象とするのはデータベースファイルのみです。

アプリケーションに必要なその他のファイル(CSPファイル、画像ファイル、ドキュメントファイルなど)をミラーセットを構成する二台のサーバー間で同期させるには、

  1. NASなどを導入して共有ディスク上にそれらのファイルを配置する方法
  2. または同期ソフトを導入して二台のサーバー間のファイルを同期させる方法

などの方法が考えられます。 また、2の方法では Windows 上では RoboCopy、Linuxの場合には rsync という同期ソフトを使った実例があります。

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揮発性テーブル(多数のINSERT、DELETEが行われるテーブル)では、ビットマップ・インデックス用ストレージは徐々に効率が低下する可能性があります。

例えば、以下の定義からなるデータが数千件あり、一定期間保持した後 TRUNCATE TABLE で一括削除を行うオペレーションが繰り返し行われているとします。

Class MyWork.MonthData Extends (%Persistent, %Populate)
{
/// 満足度
Property Satisfaction As %String(VALUELIST = ",満足,やや満足,やや不満,不満,");
/// 年齢
Property Age As %Integer(MAXVAL = 70, MINVAL = 20);
Index AgeIdx On Age [ Type = bitmap ];
}
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· 2020年12月17日 1m read
選択性の数値について

これはInterSystems FAQ サイトの記事です。

選択性(または Selectivity)の数値とは、カラムに対するユニークデータの割合を示す数値です。

例) Person テーブルの個別値である PID カラム、住所のうち都道府県名が入る Pref カラム
 Pref カラムの選択性 = 約 2%
 PID カラム(ユニーク属性のカラム)の選択性 = 1

InterSystems製品のクエリオプティマイザは、クエリ実行経路(プラン)とインデックスの選択を決定するため、エクステントサイズ(テーブル内のレコード数)と選択性の数値を使用します。

詳細は下記ドキュメントページをご参照ください。

テーブルの最適化【IRIS】

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みなさん、こんにちは。
昨日、Apache Spark、Apache Zeppelin、そして InterSystems IRIS を接続しようとしたときに問題が発生したのですが、有用なガイドが見つからなかったので、自分で書くことにしました。

はじめに

Apache Spark と Apache Zeppelin とは何か、そしてどのように連携するのかを理解しましょう。

Apache Spark はオープンソースのクラスタコンピューティングフレームワークです。暗黙的なデータ並列化と耐障害性を備えるようにクラスタ全体をプログラミングするためのインターフェースを提供しています。そのため、ビッグデータを扱う必要のある場合に非常に役立ちます。
一方の Apache Zeppelin はノートブックです。分析や機械学習に役立つ UI を提供しています。組み合わせて使う場合、IRIS がデータを提供し、提供されたデータを Spark が読み取って、ノートブックでデータを処理する、というように機能します。

注意: 以下の内容は、Windows 10 で行っています。

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