質問
· 2024年2月2日

IRISコミュニティ版のライセンスキーの更新について

いつもお世話になっております。

IRISコミュニティ版を去年の4月ごろから使わせていただいておりましたが、期限切れを示唆するメッセージが出力されましたので質問させていただきます。

 

https://jp.community.intersystems.com/post/intersystems-iris%EF%BC%8Fint...

上記URLを拝見したところ「キーの期限を迎えた場合は、コミュニティ版の新バージョンに切り替えることで新しいキーが適用されます。」と記載されておりました。そこで、2点ほど質問がございます。

 

(1)新バージョンに切り替えることは具体的にどのように手順を踏めばよろしいでしょうか?

(2)新バージョンに切り替えたことで、今まで使用していたインスタンスの中身(テーブルやクラスなど)は復元や継承は可能でしょうか?

 

お手数をおかけしますが、教えていただけると幸いです。よろしくお願いいたします。

Product version: IRIS 2022.3
ディスカッション (3)1
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@nl member さん、こんにちは。

お使いいただいているのはWindowsまたはLinuxにインストールキットを使ってインストールされたIRISでしょうか。

もしそうであれば、新しいバージョンのコミュニティエディションにアップグレードインストールを行っていただくことで切り替えることができます。(もしコンテナ版IRISを利用されていましたら方法が異なりますので返信欄でお知らせください。)

アップグレードインストールを行っても、今まで使用されていたテーブルやクラス、データはそのまま残ります。(作成されたデータベースやUSERデータベースに保存した内容は残りますが、システム用データベースに保存したユーザ作成のデータやクラス/テーブル定義は一部を除き削除されます。)

%SYSネームスペース上で作成したユーザ作成のデータやクラス/テーブル定義ですが、Z、z、%Z、%z から始まる名称で作成した内容はアップグレード後も残りますがそれ以外のユーザ作成の情報は削除されます。詳細はドキュメントもご参照ください。「アップグレードの前に」の5番

アップグレードインストールの手順は以下の通りです。

1) IRISを停止する

2) 新バージョンのIRISインストーラーを起動後、現インスタンスを選択しアップグレードインストールを行う。

3) アップグレードインストール終了後、クラス・テーブル定義を新バージョンに合わせるため一括コンパイルを実行する。

do $system.OBJ.CompileAllNamespaces("u")

※ アップグレード前にコンパイルエラーとなるルーチン、クラス、テーブルがある場合はアップグレード後もエラーが出ますので、可能であればアップグレード前にコンパイルエラーの有無をご確認ください。


お試しいただいているバージョンと少し異なりますが、以下、WindowsLinux(Ubuntu)でのアップグレードインストールの例をご紹介します。(IRISは2023.2から2023.3にアップグレードしています。​​​​)

コミュニティエディションのライセンスキー期限切れの場合、IRISが開始できないので「2) インストーラーの起動」から始めてください。

《Windows》

TESTネームスペース・データベースを用意し、FS.Personテーブルに2件データがある状態でのアップグレード例です。

0) アップグレード前の確認

 
アップグレード前のデータの確認

1) IRIS停止

タスクバーのランチャー(IRのアイコン)をクリックし、「InterSystems IRISの停止」(または「InterSystems IRIS for Healthの停止」)をクリックし「シャットダウン」を選択します。

2) インストーラーの起動

「新規インスタンス」か現インスタンスかの選択肢が表示されます。現在のインスタンス名(例ではIRIS)を選択しOKボタンをクリックします。

次の画面の「アップグレード」ボタンをクリックして処理を進めます。

3) 一括コンパイル

アップグレードインストール終了後、クラス・テーブル定義を新バージョンに合わせるため、ターミナルを開き一括コンパイルを実行します(ネームスペースはどこでも大丈夫です)。

do $system.OBJ.CompileAllNamespaces("u")

以下、一括コンパイルからアップグレードインストール後のデータ確認メモです。

 
アップグレード後の確認

《Linux》

TESTネームスペース・データベースを用意し、FS.Personテーブルに2件データがある状態でのアップグレード例です。

0) アップグレード前のデータの確認

 
アップグレード前のデータの確認

1) IRIS停止

 
停止ログ

2、アップグレードインストール

新バージョンのインストーラーを起動すると、現在のインスタンスリストが表示されるので、対象のインスタンス名を「Enter instance name:」の後に記入し(例ではIRIS)アップグレードインストールを続けます。

 
アップグレードインストールの画面メモ

3、アップグレード後のデータの確認

アップグレードインストール終了後、クラス・テーブル定義を新バージョンに合わせるため、IRISにログインし一括コンパイルを実行します(ネームスペースはどこでも大丈夫です)。

do $system.OBJ.CompileAllNamespaces("u")

以下、一括コンパイルからアップグレードインストール後のデータ確認メモです。

 
アップグレード後の手続きメモ