InterSystems公式
· 2025年7月30日

InterSystems IRIS 2025.2 のリリースのご案内

インターシステムズは InterSystems IRIS® data platform のバージョン 2024.3 をリリースしました。2025.2 は Continuous Delivery(CD)リリースです。InterSystems IRIS for Health™ および HealthShare®Health Connect™ のバージョン 2025.2 はセキュリティ・アップデートによるミラーリングの制限のため、現在提供されていません (詳細は後述)。

リリースハイライト

このリリースでは、セキュリティ、開発者エクスペリエンス、運用および相互運用性にわたってインパクトのある機能強化が導入されています。注目すべき新機能は以下のとおりです:

1.   新しい IRISSECURITY データベースによるセキュリティ強化

  o    セキュリティー・データは新しい IRISSECURITY データベースに移されました。このデータベースは暗号化することができます。

  o    新しいロール %SecurityAdministrator は、一元管理をサポートします。

  o    セキュリティ関連のグローバルとテーブルへの直接アクセスは非推奨です。代わりに提供されている API を適切なパーミッションで使用してください。

   追加情報 : 開発者コミュニティ – IRISSECURITYの概要

2.   プラットフォームとオブザーバビリティのアップデート

        o    RHEL 10 のサポートを追加し、RHEL 8 のサポートは廃止しました。

        o    本リリースでは SUSE のサポートを停止しました(2025.3 で復帰予定)。

        o    Linux のみ CSPフレームワーク(REST/SOAP)における OpenTelemetryトレースの初期サポートします。

3.   データオンボーディングの向上

  o    外部テーブルのサポート強化 :

               ・GROUP BY、HAVING、ORDER BY、TOP のプッシュダウン。

               ・IRIS 以外の構文を使用した探索クエリのためのプッシュスルー機能の拡張

         o    インターシステムズデータファブリック戦略との継続的な連携。

4.   開発者エクスペリエンス

         o    以下の製品についてのクライアント・ライブラリの直接配布が可能 :

               Maven (Java), NuGet (.NET), NPM (Node.js), PyPI (Python)

5.    相互運用性 UX(オプトイン)

         o   以下の新しいUIワークフロー :

               プロダクションの作成と復元

               プールサイズの表示、より見やすくなったルールの編集、パスのコピ

         o    DTL の編集、フィルタリング、検索の向上

         o    ブラウザワイド検索に対応

         o    このオプトイン UI は 2025.1 からのフィードバックに基づいて進化し続けています。

より良い製品を一緒に作り上げていくために、これらの機能強化に対するフィードバックを 開発者コミュニティ で共有してください。

IRIS for Health および Health Connect 2025.2 に関する注意事項

IRIS 2025.2 のセキュリティデータベースによって導入された変更のため、IRIS for Health および Health Connectの2025.2 バージョンは、本日7月23日のご案内の時点では公開されていません。

開発版プレビューは利用可能ですが、製品版での使用は意図されていません。これらは WRC 開発者プレビューサイト
に投稿されています。 コンテナは コンテナレジストリ にあり、latest-preview というタグが付けられています。

ドキュメント

注目の機能についての詳細は、以下のリンクからご覧いただけます :

·         InterSystems IRIS 2025.2 ドキュメントリリースノート.

さらに、アップグレードの影響に関するチェックリスト  では、このリリースにアップグレードする際に注意する必要があるすべての変更点の概要を簡単に確認できます。 

早期アクセス・プログラム (EAP)

現在、多くの EAP が用意されています。このページより興味のあるものに登録してください。

ソフトウェアの入手方法

通常通り、Continuous Delivery (CD) リリースには、サポートされているすべてのプラットフォーム用のクラシックインストールパッケージと、Docker コンテナ形式のコンテナイメージが付属しています。

クラシックインストールパッケージ

インストール・パッケージは、WRCの InterSystems IRIS のページから入手できます。さらに、キットは評価サービスのウェブサイトにもあります。

Availability と Package の情報

このリリースには、サポートされているすべてのプラットフォーム用のクラシック・インストール・パッケージと、Dockerコンテナ形式のコンテナ・イメージが付属しています。 一覧については サポート対象プラットフォーム をご参照ください。

この Continuous Delivery のビルド番号は次のとおりです : 2025.2.0.227.0

このリリースには、InterSystems Container Registry から入手可能な Docker コンテナ形式のコンテナ・イメージが付属しています。IRIS コンテナには ”2025.2” と ”latest-cd” の両方のタグが付けられています。

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