記事
· 2023年5月30日 3m read

ApacheでRESTを動かす場合の設定方法 (含:Webゲートウェイのインストール手順)

これは InterSystems FAQ サイトの記事です。
 

Apache環境でRESTを動かすための設定方法は以下のとおりです。


1. Webゲートウェイをインストールします

添付(Webゲートウェイインストール手順.pdf)の手順に従い、Webゲートウェイをインストールします。
Webゲートウェイをインストールする前に、Apacheを停止してください。


2. Apache 構成ファイルの設定を行います

/etc/httpd/conf/httpd.conf の末尾に以下を追加します。
追加後、Apacheを再起動してください。

<Location />
    CSP On
    SetHandler csp-handler-sa
</Location>


こちらの設定では、Apacheに対するすべてのリクエストをWebゲートウェイに渡す設定になります。
 <Location />ではなく、<Location /rest> にすると、/rest のみWebゲートウェイに渡すようになります。
 (既に他の目的でApacheを使用している場合、<Location /> の設定にするとそちらが動かなくなりますのでご注意ください)

Apacheの再起動:

# systemctl stop httpd.service           // Apache の停止(開始している場合)
# systemctl start httpd.service          // Apache の開始
# systemctl status httpd.service         // ステータスの確認


3. Webゲートウェイ管理ページに接続できることを確認します

    Web Gateway 管理ページ
    http://localhost/csp/bin/Systems/Module.cxw


4. Webゲートウェイ管理ページで以下の設定を行います

4-1. 接続先IRISサーバの設定

WebGateway の Server Access より、サーバの設定を確認します。
※以下はローカルにIRISをインストールしている場合


4-2. アプリケーションアクセスの設定

Web Gateway の Application Access から /rest を追加します。
→既存アプリケーションをクリックしてコピーし、アプリケーションパスを /rest に設定
 & 4-1.で設定したIRISサーバを指定します。

この構成により、Webゲートウェイは /rest アプリケーションをIRISサーバに転送します。


5. IRISサーバの構成でウェブアプリケーションの設定を行います

IRISサーバの管理ポータル(http://localhost/csp/sys/UtilHome.csp)を開き、

  システム構成 > セキュリティ > アプリケーション > ウェブ・アプリケーション

より /rest アプリケーションを追加します。
RESTのクラスをディスパッチクラスに指定します(この記事の後方にサンプルコードを載せています)。

この構成により、IRIS は /rest アプリケーションを対象ネームスペースに転送し、対象ディスパッチクラスを呼び出します。


6. Postman や Webブラウザより、GETリクエストを試してみます

    以下はローカルにIRISをインストールしている場合です。必要に応じてサーバのIPアドレスに変更してください。
    http://localhost/rest/req2
  パスワード認証を有効にしている場合、ブラウザからは以下のように実行します。
  http://localhost/rest/req2?IRISUserName=<UserName>&IRISPassword=<Password>
以下のように、日時が表示されます。

※サンプルコード:

Class User.REST Extends %CSP.REST
{

XData UrlMap
{
<Routes>
<Route Url="/req2" Method="GET" Call="req2"/>
</Routes>
}

ClassMethod req2() As %Status
{
write $ZDT($H)
quit $$$OK
}

}


enlightened【ご参考】
IISでRESTを動かす場合の設定方法

ディスカッション (0)0
続けるにはログインするか新規登録を行ってください