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· 2021年8月11日 4m read

ジャーナルファイルを削除する方法

これは InterSystems FAQ サイトの記事です。

ジャーナルファイルの削除は、自動削除と手動削除が選択できます。


「自動削除」については、以下2つの方法が選択できます。

A) タスクスケジュールを使用して指定時間に自動削除する方法
B) オンラインバックアップ使用時、指定回数成功後に自動削除する方法
 

A) タスクスケジュールを使用して指定時間に自動削除する方法

インストール時デフォルトで登録されるタスクスケジュール「ジャーナルファイルの削除」を使用して自動削除します。
自動削除を行う前に運用環境に合わせて適切な日数分ジャーナルを保持するよう、ジャーナルファイルの設定を修正します。

ジャーナルファイルの設定は以下メニューを使用します。
【バージョン2011.1以降】  [ホーム] > [システム管理] > [構成] > [システム構成] > [ジャーナル設定]
【バージョン5.1~2010.x】 [ホーム] > [構成] > [ジャーナル設定]  

「ジャーナル設定画面」にある「ジャーナルファイルの削除」から「この日数後」の設定を使用します。
日数の指定はバックアップ期間に合わせて設定します。
例えば、バックアップが1週間毎に行われている場合は、バックアップが行なわれる間のジャーナルファイルをを保持する必要があるため、「7」を設定します。

なお、「ジャーナルファイルの削除」のタスクは 12:30am の実行予定でデフォルト登録されています。この時間帯にCachéが停止している場合、タスクは動かない点ご注意ください。


B) オンラインバックアップ使用時、指定回数成功後に自動削除する方法

オンラインバックアップ(タスクスケジュールにあるフル・累積・差分の種別があるバックアップ、またはシステムオペレーションメニュー以下にあるバックアップメニューからのバックアップ)の指定回数成功後にバックアップ開始前のジャーナルファイルを自動的に削除します。
※オンラインバックアップについて詳細は、関連トピックをご参照ください。
 

***
続いて、ジャーナルファイルを「手動で削除」する方法は以下の通りです。

%SYSネームスペースに移動して、PURGE^JOURNAL ルーチンを使用するか、または^JOURNAL メニューの Option プロンプトで「6」を指定して削除します。

PURGE^JOURNAL ルーチンを使用して削除する方法は以下の通りです

実行例では、「1」の「Purge any journal NOT required for transaction rollback or crash recovery」のオプションはジャーナルファイルにトランザクション開始中の情報が含まれている、またはクラッシュ後のリカバリに使用する情報が含まれるているファイルの削除は行わず、それ以外のジャーナルファイルを削除するオプションを選択しています。

USER>zn "%SYS"
 
%SYS>do ^JOURNAL
 
 
 1) Begin Journaling (^JRNSTART)
 2) Stop Journaling (^JRNSTOP)
 3) Switch Journal File (^JRNSWTCH)
 4) Restore Globals From Journal (^JRNRESTO)
 5) Display Journal File (^JRNDUMP)
 6) Purge Journal Files (PURGE^JOURNAL)
 7) Edit Journal Properties (^JRNOPTS)
 8) Activate or Deactivate Journal Encryption (ENCRYPT^JOURNAL())
 9) Display Journal status (Status^JOURNAL)
10) -not available-
11) -not available-
12) Journal catch-up for mirrored databases (MirrorCatchup^JRNRESTO)
13) -not available-
 
Option? 6
 
1) Purge any journal NOT required for transaction rollback or crash recovery
2) Purge journals based on existing criteria (2 days or 2 backups)
 
Option? 1
 
以下のジャーナルファイルが削除されました (新しいものから古いものの順番で表示されます):
 
3. c:\intersystems\iris\mgr\journal\20210811.001
2. c:\intersystems\iris\mgr\journal\20210810.001
1. c:\intersystems\iris\mgr\journal\20210806.005
 
 1) Begin Journaling (^JRNSTART)
 2) Stop Journaling (^JRNSTOP)
 3) Switch Journal File (^JRNSWTCH)
 4) Restore Globals From Journal (^JRNRESTO)
 5) Display Journal File (^JRNDUMP)
 6) Purge Journal Files (PURGE^JOURNAL)
 7) Edit Journal Properties (^JRNOPTS)
 8) Activate or Deactivate Journal Encryption (ENCRYPT^JOURNAL())
 9) Display Journal status (Status^JOURNAL)
10) -not available-
11) -not available-
12) Journal catch-up for mirrored databases (MirrorCatchup^JRNRESTO)
13) -not available-
 
Option?        //Enterを押すとメニューが終了します。 


詳細については、以下ドキュメントページをご参照ください。

PURGE^JOURNALについて【IRIS】
PURGE^JOURNALについて
 

以下の関連トピックもあわせてご覧ください。

【FAQ】データベースのバックアップ方法について
ジャーナルファイルが長時間消されずに残ってしまう原因

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