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· 2024年8月1日

InterSystems IRIS, IRIS for Health, HealthShare Health Connect バージョン 2024.2 リリースのご案内

インターシステムズは InterSystems IRIS Data PlatformInterSystems IRIS for Health, HealthShare Health Connect バージョン 2024.2 をリリースしました。

リリースハイライト

2024.2 は Continuous Delivery(CD)リリースです。
2024.2 には多くのアップデートや拡張機能が追加されています。

開発者向け機能の強化

  • スタジオの削除 - 本リリース以降、Windows キットにはスタジオが含まれなくなります。つまり、このキットを使用した新規インストールではスタジオがインストールされません。既存のインスタンスをバージョン 2024.2以降にアップグレードした場合は、インスタンスの bin ディレクトリから スタジオが削除されます。スタジオをこれからも利用されたい方は、WRC 配布ページから 2024.1 スタジオの独立したコンポーネントをダウンロードできます。
  • 外部テーブル の正式サポート - 2024.2 リリースでは、早期アクセスユーザからのフィードバックに対応しており、メタデータ管理の改善、述語プッシュダウンの改善、外部データをIRIS SQLテーブルに投影するのではなく取り込む LOAD DATA コマンドとのさらなる調整などが行われています。
  • フレキシブルPythonランタイム for Microsoft Windows - Microsoft Windows システム上で、Embedded Python が使用する Python ランタイムを選択できるようになります。

AIとアナリティクスの強化

  • InterSystems IRIS BI - ファクトテーブルのメジャーに基づいて標準偏差と分散を計算する標準 KPI プラグインが追加され、PowerBI コネクタ権限との統合が改善されました。これによりPowerBI ユーザはリソースによって制限されていないすべてのキューブやパブリックキューブにアクセスできるようになりました。
  • InterSystems Reports - Logi Report 2024.1 SP2 の新バージョンに PDF エクスポートの機能強化が含まれています。詳細については、Logi Report リリースノートを参照してください。 

相互運用性とFHIRの強化 

  • NEW HL7 DTL ジェネレータ: a) 他ベンダからの移行、または b) 新しい DTL を構築する場合に向けた生産性ツールキットの新しい機能が追加され、ユーザの生産性を向上できます。DTL ジェネレータはソースメッセージとターゲットメッセージのペアに基づいて、シンプルな変換ロジックを備えたスケルトン DTL を作成します。インターフェイスエンジニアはそれを検証して、必要なより複雑なロジックが不足していないかどうかを確認できます。
  • X12 / CMS0057 のサポート: 今後の CMS0057 事前承認要件に備え、HIPAA 4010、HIPAA 5010、HIPAA 6020 を含む追加のスキーマパッケージをサポートします。
    • これに加えて、X12 long segment のサポートが含まれるようになります。
  • 新しい FHIR 構成 REST API (コントロールプレーン): 単一の REST ハンドラで各インスタンス全体をサポートします。これにより複数ネームスペースを使用したFHIR サーバの構成が容易になります。新しいコントロールプレーンのエンドポイント(ベースURL: /csp/fhir-management/api) が利用可能になり、ネームスペースで承認されたユーザーのみがコントロールプレーン REST API にアクセスできるようにすることで、セキュリティが強化されました。.
  • IRIS OAuth サーバのカスタマイズを強化: IRIS for Health 設定に IRIS OAuth サーバのカスタマイズロジックが組み込まれ、すぐに使用可能なサポートおよびドキュメント化されたフレームワークにより、IRIS for Health OAuth のカスタマイズがより簡単になりました。適切な OAuth クラスフックを選択すると「カスタマイズ オプション」の既定値が 設定されます。
  • FHIR サーバ構成 と Bulk FHIR 構成 の UI を改善:
    • 改良された FHIR サーバ構成ダッシュボードは、FHIR サーバを構成するための更新されたバックエンドAPI を活用して、ユーザエクスペリエンスを向上します。
    • 改良された Bulk FHIR コーディネータは、Bulk FHIR サーバを構成する際に直感的なワークフローを作成することで、ユーザエクスペリエンスを向上します。 

プラットフォームの更新

  • IRIS 2024.2 では Ubuntu 22.04 のサポートに加えて、Ubuntu 24.04 もサポートされるようになりました。
  • コンテナのベースイメージは Ubuntu 24.04 になります。

ドキュメント

ハイライトされた機能の詳細は以下のリンクにあるドキュメント(英語)をご覧ください。

アップグレードチェックリスト も併せてご確認ください。

ソフトウェアの入手方法

CDリリースには、サポートされているすべてのプラットフォーム用のクラシックインストールパッケージと、Dockerコンテナ形式のコンテナイメージがあります。サポートされるプラットフォームのリストについては ドキュメント(英語) を参照してください。

インストーラパッケージ

各製品のインストーラパッケージはWRC Directの  製品ダウンロードページ(CDキット) から入手できます。 評価サービスのサイトは こちら です。 InterSystems IRIS Studio は本リリースに対しても使用可能です。WRC Directのダウンロード Components ページから入手できます。  

コンテナイメージ

InterSystems IRIS、IRIS for Health および関連コンポーネントのエンタープライズエディション、コミュニティエディションのコンテナイメージは InterSystems コンテナレジストリ(ICR)のウェブインターフェース から入手できます。

✅ このリリースのビルド番号は 2024.2.0.247.0 です。ただし、OpenSSL 1.0 AIX キットのビルド番号は 2024.2.0.247.1です。ICRでは、コンテナは "latest-cd" でタグ付けされています。

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