InterSystems公式
· 2021年4月26日

InterSystems 製品 2021.1 プレビューリリースのご案内

インターシステムズは、以下のプレビューバージョンをリリースしました。

  • InterSystems IRIS 2021.1 preview
  • InterSystems IRIS for Health 2021.1 preview
  • HealthShare Health Connect 2021.1 preview

来月に予定されている一般提供開始に先立ち、このプレビューリリースにて新製品の感想を皆様からお聞かせいただきたいと思います。
InterSystems IRIS Data Platform 2021.1 は、エクステンデッド・メンテナンス(EM)リリースです。前回のEMリリースである2020.1以降、継続的なデリバリー(CD)リリースで多くの重要な新機能や拡張機能が追加されています。
CDリリースの概要については、2020.2、2020.3、2020.4のリリースノートを参照してください。

このプレビューリリースのビルド番号は、2021.1.0.205.0 です。

【新機能のご紹介】
本リリースの機能強化により、開発者は選択した言語で高速かつ堅牢なアプリケーションをより自由に構築できるようになり、ユーザーは新しい高速な分析機能により大量の情報をより効果的に利用できるようになります。

InterSystems IRIS 2021.1では、InterSystems IRIS を拡張するアドオン製品であるInterSystems IRIS Adaptive Analytics を導入することで、ビジネス・インテリジェンス(BI)ツールの選択に関わらず、分析を行うエンド・ユーザに使いやすさ、柔軟性、拡張性、効率性を提供することができます。Adaptive Analytics は、アナリティクスに適したビジネス・モデルを定義し、バックグラウンドで暫定的なデータ構造を自律的に構築・維持することで、このモデルに基づいて実行されるアナリティクス・クエリー・ワークロードを透過的に加速することができます。

InterSystems IRIS Adaptive Analytics(英語)
 

その他、今回のリリースで新たに追加された注目の機能は以下の通りです。

  • 外部言語ゲートウェイが統合され、管理性が向上しました。また、RとPython が追加され、選択した言語で堅牢でスケーラブルなサーバサイドコードを構築できるようになりました。
  • InterSystems Kubernetes Operator(IKO)は、ご使用環境に宣言的な構成管理と自動化を提供し、新たに InterSystems System Alerting &Monitoring(SAM)の導入もサポートします。
  • InterSystems API Manager v1.5:ユーザ・エクスペリエンスの向上と Kafka のサポートを含みます。
  • SQL開発者が純粋なSQL環境で直接機械学習モデルを構築して展開できます。
  • IntegratedMLの提供が開始されました。

InterSystems IRIS for Health 2021.1 には、InterSystems IRIS のすべての機能強化が含まれています。さらに、このリリースでは、FHIRデータに対してFHIRPath形式を使用して解析・評価をするためのAPIを通じて、FHIR®規格に対するプラットフォームの広範なサポートをさらに拡張しています。これに加えて、FHIRプロファイル、FHIR R4トランスフォーム、FHIRクライアントAPIのサポートなど、2020.1以降にリリースされた重要なFHIR関連機能も含まれます。

【開発環境】
InterSystems IRIS Studio 2021.1 は、Microsoft Windows で動作するスタンドアロンの統合開発環境です。InterSystems IRIS と IRIS for Health、HealthShare Health Connect 2021.1 以前で動作します。

あわせて InterSystems IRIS は、VSCode-ObjectScript プラグインを利用してVisual Studio Code でのアプリケーション開発もサポートします。
Visual Studio Code は Microsoft Windows, Linux, MacOS で動作します。

【キットのご案内】
EMのリリースには、サポートされているすべてのプラットフォーム用のインストールパッケージと、OCI(Open Container Initiative):別名Dockerコンテナ形式 のコンテナイメージが付属しています。

(1) インストールパッケージとプレビューキー
以下のWRCプレビューダウンロードサイトから入手いただけます。

(2) コンテナイメージ - エンタープライズエディション
InterSystems コンテナレジストリ(ICR)から、次のコマンドで入手いただけます。
  docker pull containers.intersystems.com/intersystems/iris:2021.1.0.205.0
  docker pull containers.intersystems.com/intersystems/irishealth:2021.1.0.205.0

ICR のイメージ一覧はドキュメント(英語)をご覧ください。

(3) コンテナイメージ - コミュニティエディション
Docker Store(※) から、次のコマンドで 入手いただけます。
  docker pull store/intersystems/iris-community:2021.1.0.205.0
  docker pull store/intersystems/iris-community-arm64:2021.1.0.205.0
  docker pull store/intersystems/irishealth-community:2021.1.0.205.0
  docker pull store/intersystems/irishealth-community-arm64:2021.1.0.205.0

※Docker Store
https://hub.docker.com/_/intersystems-iris-data-platform

上記(2)(3)のコンテナイメージは全て、WRCプレビューダウンロードサイトからTAR 形式で入手いただけます。

(4) Studio, ODBC ドライバ, Web Gateway
InterSystems IRIS Studio, ODBC ドライバ および Web Gateway などの各種単体コンポーネントは、WRCプレビューダウンロードサイトから入手いただけます。

【製品ドキュメント】
ドキュメント(英語)は以下の通りです。

(1) サポートプラットフォーム

(2) InterSystems IRIS 2021.1
ドキュメント
リリースノート

(3) InterSystems IRIS for Health 2021.1
ドキュメント
リリースノート

(4) HealthShare Health Connect 2021.1 
ドキュメント
リリースノート

(5) InterSystems IRIS 2020.2 リリースノート

(6) InterSystems IRIS 2020.3 リリースノート

(7) InterSystems IRIS 2020.4 リリースノート

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