コンソールログに出力される [SYSTEM MONITOR] DBLatency... の警告について
これはInterSystems FAQ サイトの記事です。
DBLatency の Warning メッセージは、ヘルス・モニタプロセスが定期的にデータベースからのランダム読み取りが完了するまでに要した時間(ミリ秒)を計測していて、設定されている閾値(1000 msec)を超えた場合に出力されます。
上記例では、C:\xxx\IRIS.DAT(または C:\xxx\CACHE.DAT)へのディスク読み取り I/O に 1510 msec かかったことを示していて、メッセージ出力時のディスク I/O 応答速度が遅いことが考えられます。
ディスク I/O 応答速度が遅い原因としては、ディスク I/O 負荷が高いことが考えられます。
- 大量のデータ登録や変更を行う処理が実施されていた。
- 弊社製品以外のソフト(アンチウイルスソフト、バックアップソフト)が動作していた。
- 弊社製品以外のアプリケーションによるディスク負荷など。
その他、RAID構成のメンバディスクで障害が発生している なども考えられます。
原因調査のためには、現象発生中の情報収集が必要となります。
情報収集方法については、【FAQ】トラブル発生時、管理者が最初に行うべきことを教えてください をご覧ください。
なお、コンソールログのメッセージの深刻度ですが、0 は Information、1 は Warning、2 は Alert を示します。
ヘルスモニタでは、深刻度の数値を以下のように分けて出力しています。
【Alert の場合】
ある期間のセンサの読み取り値が 3 回連続してセンサの最大値を上回った場合にアラート(深刻度 2 の通知)を生成
【Warning の場合】
ある期間のセンサの読み取り値が 5 回連続してセンサの警告値を上回った場合にワーニング (深刻度 1 の通知)を生成
ヘルスモニタについて詳細は以下ドキュメントをご参照ください。
ヘルスモニタについて【IRIS】
Cachéヘルスモニタについて