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· 2021年4月29日 2m read

ミラーリングの機能について

これは InterSystems FAQ サイトの記事です。

InterSystems のミラーリングを使用することで、以下2つの目的を達成できます。

  1. 自動フェイルオーバ
  2. ディザスタリカバリや、ビジネスインテリジェンスのためのデータベースの複製

1 については、2台の InterSystems 製品を利用し、プライマリサーバの InterSystems 製品に障害が発生した場合は、もう片方の InterSystems 製品に自動フェイルオーバが行えるミラーリング構成です。

2 については、1台のプライマリサーバである InterSystems 製品から、遠隔地も含め、任意の拠点にある複数台の InterSystems 製品へ(=非同期ミラーメンバ)データベースファイル(InterSystems IRISは「IRIS.DAT」、Caché/Ensemble/HealthShareは「CACHE.DAT」)のミラーリングを行います。
(また、複数のプライマリサーバから1台の非同期メンバのInterSystems 製品へのミラーリングも行えます。)
 

詳細は以下ドキュメントをご参照ください。
InterSystems IRIS ミラーリングについて【IRIS】
ミラーリングについて
 

あわせて、以下の記事も是非ご覧ください。
Cache Mirroring 101:簡単なガイドとよくある質問  
 


★おまけ

ミラーリングの、主要な内部動作をご紹介します。
主要な内部動作は、 以下の3 つの動作になります

プライマリメンバのユーザによりデータが更新されると そのジャーナルデータが、メモリ上のジャーナルバッファに格納されます。
動作#1 のジャーナル同期イベントで、ジャーナルデーモンによりジャーナルバッファがジャーナルファイルへ書き込まれ、 
動作#2 のジャーナルデータ転送が開始されます。

ジャーナルデータがバックアップメンバに到達するとバックアップメンバは プライマリに Ackを送信します。
ここまでの処理が、動作#1 のジャーナル同期イベントの動作になります。
この動作#1 のジャーナル同期イベントは、フェイルオーバのメンバ間のみで行われます。
非同期メンバへのジャーナル転送では、同期を取りながら転送は行っていません。

バックアップメンバや非同期メンバでは、動作#3 のデジャーナリングが行われます。
このデジャーナルでは、複製したジャーナルファイルを読み取り、データベースへの更新を行います。

 

 

※詳細については、2022年3月9日開催「InterSystems Japan Virtual Summit 2022」のセッション 「ミラーリングを使用した HA および DR の構成例」のアーカイブ をご覧ください。

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