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· 2023年4月19日

InterSystems IRIS, IRIS for Health, HealthShare Health Connect, InterSystems IRIS スタジオ 2023.1 リリースのお知らせ

インターシステムズは、InterSystems IRIS Data Platform、InterSystems IRIS for Health、HealthShare Health Connect、InterSystems IRIS Studio 2023.1 リリースを一般提供開始(GA)したことを発表しました。

2023.1 は、拡張メンテナンス(EM)リリースです。2023.1では、多くのアップデートと機能拡張が追加されました。

また、Columnar Storageの本番対応、Bulk FHIRMacOS 13 Venturaへの対応など、まったく新しい機能が追加されています。さらに、 Foreign Table を使用する機能を提供する新機能は「実験的」としてリリースされ、早期アクセスプログラム(EAP)を通じてアクセスできるようになる予定です。

リリースハイライト

プラットフォームのアップデート

InterSystems IRIS Data Platform 2023.1では、本番用に以下の新しいオペレーティングシステムをサポートします。

  • MacOS 13 Ventura.

アナリティクスとAIのエンハンス

Columnar Storage:  SQLテーブルの新しいストレージオプションとして、IRISの従来の行ストレージと比べ、分析クエリを桁違いに高速化するColumnar Storageを、特定のユースケース向けに本番対応でサポートするようになりました。

 

インターオペラビリティと FHIR

Bulk FHIR サポート: InterSystems Bulk FHIR エクスポートは、FHIRサーバーの新機能で、市場で急速に支持を集めている機能です。

スピード、スケール、セキュリティのエンハンス

Foreign Table: このリリースでは、InterSystems IRIS で外部データを活用するための新しい (実験的) 機能が導入されました。外部テーブルは、SQL で作成したクエリに対して通常のテーブルとして表示されますが、そのデータは IRIS に物理的に格納されていません。データは、リモートファイル、サードパーティーのデータベース(オンプレまたはDBaaS)、またはECP接続が実用的でない別のIRISサーバーにある可能性があります。つまり、これらのテーブルのデータは IRIS によって管理されているわけではありませんが、IRIS に投影されています。この機能は「エクスペリメンタル」としてリリースされ、早期アクセスプログラム(EAP)を通じて利用できます。

メモリ設定: InterSystems IRIS の新規インストールでは、共有メモリやロックテーブルサイズの設定に、よりスマートなデフォルト値が使用されるようになりました。この新しいデフォルト値は、設定されたグローバル・バッファ・サイズ (ユーザが設定しない場合は、利用可能なシステム・メモリを考慮します) に基づいてベスト・プラクティスな設定を適用し、ほとんどの環境でうまく機能します。ユーザーは、従来通り、特定の値でこれらのデフォルト値を変更することができます。既存の設定には影響はありません。

プラットホームのスケーラビリティ: このリリースでは、大規模な本番環境において、最も要求の厳しい負荷に対応できるよう、スケーラビリティの強化が行われています。これには、デジャーナル時のジャーナルファイルの非同期読み取りや、非常に高い負荷の下でリソースの利用を最適化し、競合を制限する、Enterprise Cache Protocol(ECP)の最適化が含まれます。

ソフトウェアの入手方法

通常通り、Extended Maintenance (EM)リリースには、サポートされているすべてのプラットフォーム用のクラシックインストールパッケージと、Dockerコンテナ形式のコンテナイメージが付属しています。 詳細については、サポートされるプラットフォームを参照してください。

インストール・パッケージとプレビュー・キーは、WRCの InterSystems IRIS Data Platform または HealthShare のフルキットのページから入手できます。さらに、キットは評価サービスのウェブサイトでも提供しています。

 

InterSystems IRIS スタジオ は、Componentsの配布ページから入手できます。

InterSystems IRIS および IRIS for Health の Enterprise Edition と Community Edition の両方のコンテナイメージと、対応するすべてのコンポーネントは、Webインターフェースが新しくなった InterSystems Container Registry から入手できます。docker コマンドに関する追加情報については、以下の投稿をご覧ください。

このリリースのビルド番号は、 2023.1.0.229.0 です。

 

ドキュメント

注目機能の詳細は、以下のリンクからご覧いただけます。

また、本リリースに関連するアップグレード情報については、こちらのリンクをご確認ください。

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