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· 2024年1月25日 5m read

IISをWebサーバとする場合のプライベートWebサーバを使用しないバージョンの新規インストール/アップグレード

この記事は、「プライベートWebサーバを使用しないバージョンの新規インストール/アップグレード:概要」の続きの記事で、IISをWebサーバとする場合の設定概要をご紹介します。(先に「概要」の記事をお読みいただくことをお勧めします。)

同一サーバ上にIISとInterSystems製品をインストールする場合、事前にIISを有効化しておくとIISに必要なWebゲートウェイのインストールと設定をIRISのインストーラーが自動で行います。

以降の説明では、以下のインストール方法について解説します。

※ 図解では、InterSystems IRISを使用していますが、InterSystems製品で操作は共通です。


1. IISを事前に準備しない状態での新規インストール

インストーラーを起動し、新規インストールではセットアップタイプを選択した後、アップグレード時は対象インスタンスを選択した後、ローカルにWebサーバ(IIS)を検出できないため、以下の選択肢を表示します。

選択肢1) About the installtion

インストールを中止する

選択肢2) Continue the instllation without Web Gateway

Webゲートウェイのインストール無しでインストールを進める(インストール後Webアクセスが行えません)

 

【新規インストール時のインストーラーの表示】


 

【アップグレードインストール時のインストーラーの表示】


 

新規インストールで 選択肢2)「Continue the instllation without Web Gateway」 を選択した場合

Webゲートウェイをインストールしないでインストールを継続するオプションとなるため、Webアクセスが行えません(=管理ポータルを開く方法がありません)。

  • バージョン2023.2以降、新規インストール時にプライベートWebサーバはインストールされません。 そのため、このオプションを選択した場合、Webサーバがローカルの構成に存在しないためWebアクセスに必要な設定(Webゲートウェイのインストールと設定)が行われないため、Webアクセスが行えません。

Webアクセスを行うためには、IISなどのWebサーバをインストールし、別途Webサーバに対してWebゲートウェイのインストールとIRISへの接続設定が必要となります。

詳細はドキュメント:Web ゲートウェイのみのインストールをご参照ください。

 

2. IISを事前に準備しない状態でのアップグレード

1. IISを事前に準備しない状態での新規インストールと同様に、インストールを中止するか、Webゲートウェイのインストール無しでインストールを進めるか、選択肢が表示されます。

2023.1以前のバージョンからのアップグレードする場合は、プライベートWebサーバがインストールされているため、アップグレード前と同じ方法でWebアクセスが利用できます。

管理ポータルのアドレス: http://localhost:52773/csp/sys/UtilHome.csp

IRISのランチャーからアクセスする場合は、インスタンス名(例ではiris)のパスが付いたアドレスで管理ポータルが開きます。

例)http://localhost:52773/iris/csp/sys/UtilHome.csp

アップグレード前と同じURLでランチャーからアクセスしたい場合は、接続編集画面の「CSPサーバインスタンス」に追記されているインスタンス名を消してください。


 

 

3. IISをインストールした後の新規/アップグレードインストール

事前にIISをインストールした場合、インストーラーがWebサーバを検出し、以下の選択肢を表示します。

選択肢1) Configure local IIS web server for this instance

インストール中インスタンス用にローカルのIISWebサーバを構成します。

選択肢2) Do not configure local IIS web server for this instance

インストール中インスタンス用にローカルのIIS Webサーバを構成しません。


 

選択肢1) Configure local IIS web server for this instance を選択した場合

IISを経由した管理ポータルのアクセスが行えます。

URLは以下のルールで指定します。

http://Webサーバ/インスタンス名/csp/sys/UtilHome.csp

例)http://localhost/iris/csp/sys/UtilHome.csp

IRISのランチャーからもこのアドレスで管理ポータルが開きます。

 

アップグレード時に 選択肢2)「Do not configure local IIS web server for this instance」を選択した場合

アップグレード前に使用していたプライベートWebサーバが利用できます。

Webアクセス方法について詳細は、2. IISを事前に準備しない状態でのアップグレード の記述をご参照ください。

 

新規インストール時に 選択肢2)「Do not configure local IIS web server for this instance」を選択した場合

Webゲートウェイをインストールしないでインストールを継続するオプションとなるため、Webアクセスが行えません(=管理ポータルを開く方法がありません)。

IISを事前準備しないときの新規インストールと同様です。詳しくは [新規インストールで 選択肢2)「Continue the instllation without Web Gateway」 を選択した場合] をご参照ください。

 

4.IISの設定

IISをWebサーバとして利用し、VSCodeでデバッグを行う場合、IISのWebSocketサービスを有効化する必要があります。

詳細は、別の記事にあるデバッグ時の注意点をご参照ください。

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