これはInterSystems FAQ サイトの記事です。
2つのステップにて作業します。
クラス定義の移行
クラス定義を別システムへ移行するため、XML形式またはUDL形式(拡張子.cls)のファイルにエクスポートします。
スタジオでのエクスポート手順は以下の通りです。
[ツール] > [エクスポート]
> [追加]ボタンで移行したいクラスを複数選択
> [ローカルファイルにエクスポート]にチェック
> ファイルの種類がXMLであることを確認し、ファイル名を入力し、[OK]
この後、別システム上のスタジオで、エクスポートしたXML、UDLファイルをインポートします。
この手順で、クラス定義は移行できます。
スタジオでのインポート手順は以下の通りです。
[ツール] > [ローカルからインポート]
> 上記手順で出力したXML、UDLファイルを指定します。
データの移行
次に実際のデータを移行します。
オブジェクトデータは既定では、以下の命名規則のグローバル変数内に格納されています。
データ :^クラス名D
インデックス:^クラス名I
ストリーム :^クラス名S
例)User.testクラスのデータは以下の3つのグローバルに格納されます。
^User.testD, ^User.testI, ^User.testS
これらのうち存在するグローバル変数をすべて、システム管理ポータル(Caché5.0以前では、エクスプローラ)から、エクスポートします。
エクスポート手順は以下の通りです。 【バージョン2011.1~】
管理ポータルを利用する場合、以下メニュからエクスポートを行います。
[システムエクスプローラ] > [グローバル] ([グローバル]をダブルクリックか、移動ボタンを押下)
> 左ペインからネームスペースを選択する
> [エクスポート]をクリック
> エクスポートしたいグローバルをチェックし、出力ファイル名を指定 【バージョン2010.2以前】
システム管理ポータルを利用する場合、以下メニュからエクスポートを行います。
データ管理→グローバル
→ 左ペインからネームスペースを選択する
→ 「エクスポート」をクリック
→ エクスポートしたいグローバルをチェックし、出力ファイル名を指定
次に上記ファイルを、別システムにインポートします。
インポート手順は以下の通りです。 【バージョン2011.1~】
管理ポータルを利用する場合、以下メニュからインポートします。
システムエクスプローラ→グローバル (「グローバル」をダブルクリックか、移動ボタンを押下)
→ 左ペインからネームスペースを選択する
→ インポートをクリック
→ エクスポートしたファイルを指定
→ インポートを実行 【バージョン2010.2以前】
システム管理ポータルを利用する場合、以下メニュからインポートします。
[データ管理] > [グローバル]
> 左ペインからネームスペースを選択する
> インポートをクリック
> エクスポートしたファイルを指定
> インポートを実行
以上で、データの移行が完了します。