InterSystems公式
· 2021年4月24日

InterSystems Container Registryのご紹介

みなさん、こんにちは。
今回はInterSystems Container Registryを発表できることをうれしく思います。 これはコンテナベースのリリースやプレビューにアクセスする新たな配布チャンネルです。すべてのコミュニティエディションのイメージはログイン不要の公開リポジトリにあります。すべてのリリースイメージ(IRIS, IRIS for Health, Health Connect, System Alerting and Monitoring, InterSystems Cloud Manager) やユーティリティイメージ(アービター、 Web Gateway、PasswordHash等) にはWRCアカウントの認証情報から生成されるログイントークンが必要です。

WRC配布サイトは当面の間、引き続きTar形式などのリリースイメージを提供します。しかしながら、CI/CDパイプラインを「docker pull」でInterSystems Container Registryから直接イメージを取得するよう設定できるようになりました。

レジストリにはhttps://containers.intersystems.comでアクセスできます。以下の内容やドキュメント (Using the InterSystems Container Registry) の使用方法をご参照ください。実行時の問題や共有したいフィードバックがありましたら、以下にコメント頂くか、jpnsup@intersystems.comまでご連絡ください。

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InterSystems Container Registryの使い方

ここでは、https://containers.intersystems.comにあるInterSystems Container Registry (ICR)の使用手順を記載します。

ICRのイメージは以下の例のように docker pull コマンドでダウンロードできます。

docker pull containers.intersystems.com/intersystems/iris-community:2020.4.0.547.0

ダウンロードできるイメージの一覧は InterSystemsの利用可能なコンテナイメージ をご参照ください。

このドキュメントには以下の章に分かれています。

  • ICRへの認証
  • ICRの収録イメージ一覧 

 

ICRへの認証

ICRには以下の手順でログインできます。

  1. ブラウザより https://containers.intersystems.com/ にアクセスし、インターシステムズWRC認証情報でログインします。
  2. Dockerログイントークンかログインコマンドを取得します。
  3. 取得した認証情報を使い、Dockerインターフェース(PowerShellウインドウやLinuxコマンドラインなど)でICRへの認証を行います。以下の例のように、表示されるDocker ログインコマンドをコピー、ペーストすることで認証できます。
docker login -u="bbinstoc" -p="provided_password" containers.intersystems.com

セキュリティの観点から、コマンド docker login containers.intersystems.com を入力しますと、Username プロンプトにユーザ名、Password プロンプトにパスワードを入力できます。

注意: 別のDockerレジストリにログインした場合、Dockerログインコマンドでエラーが発生することがあります。別のDockerレジストリをログアウトしてから、containers.intersystems.comにログインしてください。

  1. 以下の例のようにICRからイメージをpullすることができます。
docker pull containers.intersystems.com/intersystems/iris:2020.4.0.547.0

ICRでの収録一覧

Dockerレジストリにてイメージやタグで一覧を取得するAPIが利用できます。レジストリの内容を一覧するものとして利用できるオープンソースなサードパーティーユーティリティの一例としてdocker-ls があります。 https://github.com/mayflower/docker-ls より取得できます。

このユーティリティを入手する方法としては

  • 様々なプラットホームに対応した コンパイルされた docker-ls バイナリ をダウンロードします。
  • プラットホーム上で直接ユーティリティをインストールします。例としてLinuxシステムでは以下のコマンドを使用します。
sudo snap install docker-ls
  • ユーティリティをインストールするLinuxプラットホームでイメージ carinadigital/docker-ls:latest をPull、実行します。
docker run --rm carinadigital/docker-ls:latest

docker-ls がインストールされると、ICRのリポジトリをリストする以下のコマンドが使用できます。

docker-ls repositories --registry https://containers.intersystems.com --user username --password password

注意: コマンドライン上にパスワードを含めるのではなく、パスワードの入力を促す --interactive-password オプションをご利用ください。

パブリックに利用できるイメージのみを一覧するには --user や --password オプションの引数として空文字("")を指定してください。
以下はパブリックなInterSystems IRIS for Healthイメージを一覧する例です。

docker-ls tags --registry https://containers.intersystems.com --user "" --password "" intersystems/irishealth-community

パブリックでないイメージの一覧を見るには、containers.intersystems.comにログインしているかどうかにかかわらず、このユーティリティにユーザ名とパスワードを指定する必要があります。

その他の例は https://github.com/mayflower/docker-ls をご参照ください。

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