ZPM簡単実装クックブック
ZPM は、InterSystems IRIS データプラットフォーム用のアプリケーションやモジュールと連携するように設計されています。モジュールを管理するためのCLIであるZPN Clientと、モジュールやメタ情報のデータベースであるThe Registryの2つのコンポーネントで構成されています。ZPM を使用して、モジュールの検索、インストール、アップグレード、削除、公開を行うことができます。ZPMを使用すると、ObjectScriptクラス、フロントエンドアプリケーション、Interoperabilityプロダクション、IRIS BIソリューション、IRISデータセット、またはEmbedded Pythonホイールなどのあらゆるファイルをインストールできます。
今日、このクックブックは3つのセクションについて説明します。
- ZPMのインストール
- モジュールの作成
- Registry内のモジュールの検索、インストール、公開
- ZPMのインストール
- ZPM最新バージョンのダウンロード(1つのXMLファイルです)ダウンロードリンク
- ダウンロードしたXMLをIRISにインポートし、IRISターミナルを開き、次のようにコマンドを入力するだけでIRISにデプロイされます。
write $SYSTEM.OBJ.Load("C:\zpm.xml", "c")
注意:"C:\zpm.xml"は、ダウンロードしたXMLファイルのパスです。このステップはしばらく時間がかかるかもしれません。
- インストールが完了したら、zpm とタイプして Enter キーを押すと、zpm シェルが表示されます。
- モジュールの作成
モジュールの作成を始める前に、ダウンロード用のファイルを格納したフォルダを用意する必要があります。そこで、zpm というフォルダをC ドライブに 作成しました。
コマンド generate C:/zpm を実行します。
必要な項目をすべて指定すると、最初のモジュールが正常に生成され、次のような画面も表示されます。
注意:
- モジュールのバージョン(module version)はセマンティックバージョニングを使用しています
- モジュールソースフォルダ(module source folder)は、すべてのクラスファイルが格納されているフォルダです。
- zpm にはウェブアプリケーション(Web application)と依存関係(Dependencies)を追加するオプションもありますが、この例では空白にしておきます。
ここで、ファイルエクスプローラを開くと、以下のスクリーンショットのように、「module.xml」というファイルが表示されるはずです。
コマンド "_load C:\ZPM__" をタイプします。タイプすると、モジュールが再ロードされ、検証され、コンパイルされ、アクティブ化されます。
3. Registry内のモジュールの検索、インストール、公開
最新のRegistryで利用可能なパッケージを検索します: zpm:USER>search
最新のRegistry からパッケージをインストールする 例として、zpmshowというモジュールをパブリックRegistryにインストールする方法を説明します: zpm:USER>install zpmshow (コマンドは、 "moduleName" をインストールします)。
ロード後、モジュールを公開します: zpm:USER>publish myFirstZPMDemo
zpm:USER>search を使って公開を確認することができます。この場合、"myfirstzpmdemo 0.1.0 "が最新のRegistryにあることがわかります。
注意:モジュールを公開しているときに、次のようなエラーが発生した場合:_ "エラー! 発行モジュールにおいて、何か問題が発生しました(ERROR! Publishing module, something went wrong)" と表示される場合、_最新のRegistry のステータスが有効で利用可能であることを確認してください。
zpm:USER>repo -list, _で最新のRegistryの状態を確認することができます。
ビデオ:こちらをクリックしてください