コンソールログに "Failed to allocate xxxMB shared memory using large pages..." のエラーメッセージが出ているとき
これは InterSystems FAQ サイトの記事です。
MM/DD-hh:mm:ss:938 ( 0) 1 Failed to allocate xxxMB shared memory using large pages. Switching to small pages.
MM/DD-hh:mm:ss:938 ( 0) 0 Allocated xxxMB shared memory: yyyMB global buffers, zzzMB routine buffers
コンソールログ(cconsole.log/messages.log)に上記のようなメッセージがある場合は、Large Page でのメモリ確保に失敗して、Small Page でメモリを確保したことを示しています。
Allocated xxxMB が設定サイズと同じ場合、Small Pageでメモリ確保ができていますので、設定サイズを減らす必要はありません。
このメッセージは、起動時に十分な空きメモリが連続領域で確保されていないために発生しています。
デフォルトの設定では、WindowsOS が管理するメモリ領域の中で Large Page という領域にメモリを連続的に確保します。
このメモリ領域は、物理メモリサイズやインストールされている他のソフトによっては、WindowsOS を連続稼動し続けていると断片化しやすくなります。
この為、インスタンスのみの再起動を実施した場合、十分な連続領域が確保できず、Small Page に切り替えてメモリ確保を行ったものとなります(Small Pageの場合は連続領域にメモリを確保する必要がありません)。
詳細は、技術資料:Windows上でのCaché共有メモリの割り当てについて やドキュメントをご参照ください。
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