この連載記事では、InterSystemsデータプラットフォーム用のPython Gatewayについて説明します。 また、InterSystems IRISからPythonコードなどを実行します。 このプロジェクトは、InterSystems IRIS環境にPythonの力を与えます。
現時点での連載計画です(変更される可能性があります)。
この記事はPython Gatewayをインストールするのに役立ちます。Python Gatewayをインストールして使用する方法はいくつか存在します。
インストール方法に関係なく、コードが必要になります。 コードはリリースページでしかダウンロードできません。 リリースページにはテスト済みの安定版リリースが公開されていますので、最新のものを入手してください。 現在のバージョンは0.7ですが、将来的には新しいものになるでしょう。 リポジトリをクローンまたはダウンロードせず、最新のリリースをダウンロードしてください。
ホストOSにPython Gatewayをインストールする場合は、先に(OSに関係なく)Pythonをインストールする必要があります。
環境変数を変更した場合は、InterSystems製品を再起動してください。
コンテナを使用することには次のような多くのメリットがあります。
- 移植性
- 効率性
- 分離
- 軽量
- 不変性
Dockerの詳細については、こちらの連載記事をご覧ください。
Python GatewayのDockerビルドはすべて2019.1のコンテナをベースにしています。
docker run -d -p 52773:52773 --name irispy intersystemscommunity/irispy:latest を実行してプルし、Python GatewayをInterSystems IRIS Community Edition上で実行してください。 それだけです。
Dockerイメージをビルドするには、リポジトリのルートで次を実行します:docker build --force-rm --tag intersystemscommunity/irispy:latest イメージはデフォルトで intersystems/iris:2019.1.0.510.0-1 イメージにビルドされますが、これは IMAGE 変数を指定することで変更できます。InterSystems IRIS Community Editionからビルドするには、次を実行します:docker build --build-arg IMAGE=store/intersystems/iris:2019.1.0.510.0-community --force-rm --tag intersystemscommunity/irispy:latest
その後、次のコマンドでDockerイメージを実行できます。
docker run -d \ -p 52773:52773 \ -v /<HOST-DIR-WITH-iris.key>/:/mount \ --name irispy \ intersystemscommunity/irispy:latest \ --key /mount/iris.keyInterSystems IRIS Community Editionベースのイメージを実行している場合はキーの指定を省略できます。
Dockerに関するいくつかの情報を掲載しておきます。
Python Gatewayをインストールした後は動作確認を行います。 以下のコマンドを実行してください。
set sc = ##class(isc.py.Callout).Setup() set sc = ##class(isc.py.Main).SimpleString("x='HELLO'", "x", , .var) write varPython 変数 xの値 HELLO が出力されるはずです。 戻り値のステータスがエラーの場合、または var が空の場合はreadmeのtroubleshooting(トラブルシューティング)セクションを確認してください。
Python Gatewayは迅速かつ簡単にインストールできます。 Dockerに精通している方は最新のイメージを入手してください。そうでない場合は、InterSystems IRISの主なOS(Windows、Linux、Mac)用のキットがあります。 次の記事では、Python Gatewayの使用を開始します。
ML Toolkitユーザーグループには、図解入りのインストールガイドもあります。 ML Toolkitユーザーグループは、InterSystems社のGitHub組織の一部として設定されている非公開GitHubリポジトリです。 このリポジトリは、ML Toolkitコンポーネントをインストール、学習、またはすでに使用している外部ユーザーを対象としています。 ML Toolkitユーザーグループに参加するには、以下の内容を含む簡単なメールを MLToolkit@intersystems.com 宛に送信してください(グループメンバーが議論中にあなたを認識して特定するために必要です)。
続けて「Python Gateway パート III:基本機能」をお読みください。
また、前のパート「Python Gateway パート I:はじめに」も確認してください。
InterSystems Open Exchangeで関連アプリケーションを確認してください。